@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

福音書【ふくいんしょ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

福音書
ふくいんしょ
Gospels
神からの喜ばしい救いの知らせをもたらした神の子イエスキリストの教えと生涯についての人々の証言の記録。中核となるテーマは,イエス・キリストの十字架上の死とその復活である。新約聖書正典であるマタイ,マルコ,ルカ,ヨハネのいわゆる4福音書のほかに,経典外聖書に含まれるペテロ,ヘブル人,エジプト人,ニコデモヤコブ,バルトロマイ,トマスの名を冠するものなどがある。4福音書は1世紀後半から2世紀にかけてマルコ,マタイ,ルカ,ヨハネの順で成立したものとみられ,2世紀後半以来正典として認められるようになった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」

福音書
初期キリスト教には多くの分派が存在し、口承されてきたイエスの言行をその有力な弟子たちである使徒の名前をに掲げて伝える「福音書」にもさまざまな種類があった。正統なキリスト教が確立されていく過程大半が「異端」とされ、新約聖書が編まれた段階でマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4福音書だけが正典となった。「ユダの福音書」は、紀元180年に出た異端批判の文献の中で言及されているため、存在自体は知られていたが、失われたものと考えられていた。
(2006-04-07 朝日新聞 夕刊 2総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

ふくいん‐しょ【福音書】
新約聖書のうち、マタイマルコルカヨハネによる四つの文書イエス=キリストの生涯およびその言行を内容とする。ゴスペル

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ふくいんしょ【福音書 Evangel】
後2世紀以後の呼称で,イエスの言葉と業(わざ)を相互に連関させ,その死にいたるまでを叙述する文書を指す。最古の《マルコによる福音書》は後70年ころ,《マタイによる福音書》と《ルカによる福音書》が80‐90年,《ヨハネによる福音書》が100年ころの成立と考えられる。〈……による福音書〉という語法には,元来一つであるべきイエスの救いの〈福音〉を異なる複数の視点から表現するものという意味が含まれる。最初の三福音書は内容と構成の面で相似点が多く,相互に対照させて読めるため〈共観福音書〉と呼ばれる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ふくいんしょ【福音書】
イエスの言葉とおこないを記した文書。単なる伝記ではなくイエスの死の意味を問い、その生と受難、死と復活に力点をおく。新約聖書にはマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネによる四福音書が含まれる。なお、外典にはトマスによる福音書などがある。ゴスペル。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

福音書
ふくいんしょ
「福音」とは「よい知らせ」のことであり、これにあたるギリシア語「エウアンゲリオン」は、『新約聖書』のなかで数多く用いられ、イエスの教えおよびイエスについての教えをさす。しかし「福音書」という場合には、とくにイエスの言行を記した一連の文書の名称になる。正典として認められている福音書は四つであるが、ほかにもいくつかの外典(がいてん)福音書が残されている。福音書記者たち自身によるこれらの文書の呼び方は一定しておらず、文学類型という意味での福音書が語られるようになるのは、2世紀以後である。今日では、これらはイエスの単純な伝記ではなく、史実を核としながらも、教団や福音書記者の神学に基づいて独自に構成されたものと考えられている。正典に取り入れられた四福音書は、それぞれマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの名前を冠せられているが、初めの三つは相互に密接な関係を保っており、「共観福音書」とよばれる。19世紀以来、その関係の仕方をめぐっていくつかの仮説が提起され、結局「マルコ伝福音書」がもっとも古く、他の二つの福音書は、これとイエスの語録集(Q資料)を利用したとする説が、広く承認されるに至った。[土屋 博]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ふくいん‐しょ【福音書】
〘名〙 新約聖書の中で、イエス‐キリストの生涯と言行をしるしたもの。すなわちマルコ・マタイ・ルカ・ヨハネの四書。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「その極善なる人の言行は、殆ど福音書に均しく」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

福音書
ふくいんしょ
Gospel
『新約聖書』の中でイエスの生涯・奇跡・教えを記した部分
マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの4福音史家によるキリスト伝(4福音書)のことをいう。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

福音書」の用語解説はコトバンクが提供しています。

福音書の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation