●秋の七草【アキノナナクサ】
デジタル大辞泉
あき‐の‐ななくさ【秋の七草】
[補説]万葉集の山上憶良の歌では、桔梗の代わりに朝顔を入れるが、この朝顔が何であるかについては諸説がある。
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世界大百科事典 第2版
あきのななくさ【秋の七草】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
秋の七草
あきのななくさ
観賞を目的として選んだ秋草7種をいう。『万葉集』巻8に収められた山上憶良(やまのうえのおくら)の歌に「萩の花 尾花(をばな)葛花(くずはな) なでしこが花 をみなへし また藤袴(ふぢはかま) 朝顔(あさがほ)が花」と、日本の代表的秋草が詠まれたことに始まる。このなかのアサガオについては、キキョウ説、ムクゲ説、ヒルガオ説、アサガオ説と意見が分かれているが、キキョウ説をとる場合が多い。また江戸時代に好事家(こうずか)が「新秋の七草」を選んでいるが、リンドウ、オシロイバナ、トロロアオイ、ヒオウギ、ゴジカ、ユウガオ、カラスウリと、外来種なども取り入れられている。1935年(昭和10)ごろにも新聞に発表された別の「新七草」があり、それは、ハゲイトウ、ヒガンバナ、ベゴニア、キク、オシロイバナ、イヌタデ、コスモスであった。そのほか、「薬用秋の七草」として、オケラ、クズ、キキョウ、マンジュシャゲ、リンドウ、ヤマトリカブト、ミシマサイコが選ばれたこともある。
[杉山明子]
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精選版 日本国語大辞典
あき【秋】 の 七草(ななくさ)
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
秋の七草
あきのななくさ
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