●秋元不死男【アキモトフジオ】
デジタル大辞泉
あきもと‐ふじお〔‐フジを〕【秋元不死男】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル版 日本人名大辞典+Plus
秋元不死男 あきもと-ふじお
明治34年11月3日生まれ。秋元松代の兄。昭和15年西東三鬼らと「天香」を創刊。翌年,新興俳句弾圧事件で投獄される。のち獄中句集「瘤(こぶ)」を刊行。24年「氷海」を創刊,主宰。43年「万座」ほかで蛇笏(だこつ)賞。昭和52年7月25日死去。75歳。神奈川県出身。本名は不二雄。別号に東(ひがし)京三,地平線。
出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。
日本大百科全書(ニッポニカ)
秋元不死男
あきもとふじお
(1901―1977)
俳人。横浜に生まれる。本名不二雄(ふじお)。旧号地平線、東京三(ひがしきょうぞう)。13歳で父に死別、高等小学校卒業後、横浜火災海上保険会社に入社、俳句を知る。島田青峰(せいほう)の弟、的甫(てきほ)に勧められ『土上(どじょう)』に入り、1932年(昭和7)『土上』同人。1941年2月5日、俳句弾圧事件に連座、検挙される。後年の句集『瘤(こぶ)』には獄中の句を所収。第二次世界大戦後『天狼(てんろう)』に参加、『氷海』を創刊、主宰する。1954年(昭和29)、俳句は「もの」のもつ象徴力を生かす最短詩であるとする、俳句「もの」説を唱え反響をよんだ。1968年蛇笏(だこつ)賞受賞。句集に『街』(1940)、『瘤』(1950)、『万座』(1967)、『甘露集』(1977)のほか、『俳句入門』(1955)の著がある。劇作家秋元松代は実妹。
[楠本憲吉]
寒(さむ)や母(はは)地にアセチレン風に欷(な)き
『『秋元不死男全集』全2巻(1980・角川書店)』
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「秋元不死男」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●秋元不死男の関連情報
関連キーワード
| [各個指定]工芸技術部門| [各個指定]芸能部門| 寺山修司| ニューヨーク・ヤンキース| オガデン戦争| 安野光雅| 金壽根| ビオラ(Bill Viola)| シカゴ・ホワイトソックス| オークランド・アスレチックス|