●秋成【あきなし】
世界大百科事典 第2版
あきなし【秋成】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
あきなり【秋成】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
秋成
あきなり
秋に納入する年貢のことで、田の年貢のことである。納期や収穫期にちなんだ呼称。1794年(寛政6)成立の『地方凡例録』には「租税と云ハ(中略)田畑より納る貢物(ミツギモノ)のことにして、之を両税と云、即ち秋糧夏税(シウレウカゼイ)之なり、偖(サテ)此秋糧と云は秋成(アキナリ)にて田の年貢を云、夏税(カゼイ)ハ夏成(ナツナリ)にて畑の年貢を云」とある。他方、実際の徴税にあたっては畑年貢のことも秋成と言っており、1843年(天保14)相州鎌倉郡手広村の申送書(『神奈川県史』資料編8)では畑方年貢金の納期について、夏成は7月12日迄、秋成は9月30日迄、冬成は12月28日迄で、残金は翌年3月晦日迄としている。
[門前博之]
『大石久敬著、大石信敬補訂『改正補訂 地方凡例録』上下巻(大石慎三郎校訂、1969・近藤出版社)』▽『神奈川県企画調査部県史編集室編集『神奈川県史 資料編8』』
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
あき‐なし【秋成】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
しゅう‐せい シウ‥【秋成】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
あき‐なり【秋成】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「秋成」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●秋成の関連情報