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秋成【あきなし】

世界大百科事典 第2版

あきなし【秋成】
中世では〈秋済〉とも書き,秋に上納される済物(さいもつ∥なしもの)つまり秋を納期とする年貢などを意味した。これに対比される用語が〈春成〉〈夏成〉で,それぞれ春と夏を納期とするものであった。秋期であるから米年貢が多かったが,それだけではなく,例えば《九条家文書》によると,彼岸料足(彼岸銭)が2月と8月に納められ,これを〈春成〉と〈秋成〉と称している。戦国時代の後北条氏は,畠年貢を〈夏成〉と〈秋成〉の2期に分けている。

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あきなり【秋成】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

秋成
あきなり

秋に納入する年貢のことで、田の年貢のことである。納期や収穫期にちなんだ呼称。1794年(寛政6)成立の『地方凡例録』には「租税と云ハ(中略)田畑より納る貢物(ミツギモノ)のことにして、之を両税と云、即ち秋糧夏税(シウレウカゼイ)之なり、偖(サテ)此秋糧と云は秋成(アキナリ)にて田の年貢を云、夏税(カゼイ)ハ夏成(ナツナリ)にて畑の年貢を云」とある。他方、実際の徴税にあたっては畑年貢のことも秋成と言っており、1843年(天保14)相州鎌倉郡手広村の申送書(『神奈川県史』資料編8)では畑方年貢金の納期について、夏成は7月12日迄、秋成は9月30日迄、冬成は12月28日迄で、残金は翌年3月晦日迄としている。

[門前博之]

『大石久敬著、大石信敬補訂『改正補訂 地方凡例録』上下巻(大石慎三郎校訂、1969・近藤出版社)』『神奈川県企画調査部県史編集室編集『神奈川県史 資料編8』』

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精選版 日本国語大辞典

あき‐なし【秋成】
〘名〙 江戸時代、秋季に納める田の年貢をいう。
※地方凡例録(1794)四「田畑の租税夏秋と分け、秋糧は田の年貢にて秋成、夏税は畑の年貢にて夏成金也」

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しゅう‐せい シウ‥【秋成】
[1] 〘名〙 秋に穀物などが実ること。秋のみのり。
※京大本湯山聯句鈔(1504)上「むぎあきで秋成ぞ〈略〉秋成とは、秋物を取収るをぞ」

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あき‐なり【秋成】

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