@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

秩父氏【ちちぶうじ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

秩父氏
ちちぶうじ
(1) 武蔵国秩父郡を本貫とする秩父国造の子孫。 (2) 桓武平氏良文流が有名で,一族には畠山渋谷,豊島 (としま) ,小山田,榛谷 (はりがや) ,葛西氏などがあり,武蔵国一円に勢力をふるった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ちちぶうじ【秩父氏】
武蔵国秩父郡を拠点として発展した中世武家。桓武平氏の一流平良文の孫将常が武蔵権守としてこの地に定着して以来秩父氏を称した。代々武蔵国の国衙の在庁官人となり,とくにの経営を意欲的にすすめてその勢力を拡大。将常の子武基は秩父牧別当を称し,その子武綱は源義家に従って後三年の役を戦っているが,武綱の子重綱以後は,武蔵国留守所総検校職を世襲して国内随一の強大な武士団を形成した。一族は武蔵国各地に分散し,開発領主となってそれぞれ一家を興している。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

秩父氏
ちちぶうじ
平安時代末期に秩父(ちちぶ)盆地(埼玉県秩父郡・秩父市)に興った武士団。桓武平氏(かんむへいし)の一流で、良文(よしぶみ)の孫将常(まさつね)が武蔵国(むさしのくに)秩父郡中村郷(秩父市)に居したのを初めとし、その子武基(たけもと)が秩父別当(べっとう)(秩父牧(まき)の長官)に任ぜられ秩父氏を称した。その子武綱(たけつな)は後三年の役(1083~1084)で源義家(みなもとのよしいえ)方の先陣を務め、軍功をたてている。さらに出羽権守(でわごんのかみ)重綱(しげつな)のとき、武蔵国留守所総検校職(るすどころそうけんぎょうしき)に任ぜられ、以後これを世襲し、有力在庁官人(ざいちょうかんじん)として武蔵国内の御家人(ごけにん)間の調停などにあたっている。重綱以後、山麓(さんろく)部より平野部に進出し、のちに鎌倉幕府の下で活躍する武蔵武士の畠山(はたけやま)、河越(かわごえ)、高山、江戸、小山田(おやまだ)、稲毛(いなげ)などの諸氏に分かれた。また、平姓秩父氏のほかに、秩父郡内には武蔵七党児玉党(こだまとう)、丹党(たんとう)などの群小領主が割拠しており、そのなかにも秩父氏を名のる者がいた。[海津一朗]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

秩父氏」の用語解説はコトバンクが提供しています。

秩父氏の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation