●種子はさみ【たねはさみ】
事典 日本の地域ブランド・名産品
種子はさみ[金工]
たねはさみ
九州・沖縄地方、鹿児島県の地域ブランド。
西之表市で製作されている。1543(天文12)年、種子島に洋式鋏が鉄砲とともにもたらされた。この洋式鋏の柄の部分に和式鋏の様式をとり入れて左右対称の形にしたもの。種子島は良質の砂鉄に恵まれ製鉄技術の発達した島であったため、切れ味に優れ、程良い重量感ある種子はさみが生まれた。特徴的なのはワカシツケと呼ばれる鋏の刃づくり。軟鉄に鋼をのせる日本刀造りの技法が使われている。鹿児島県伝統工芸品。
西之表市で製作されている。1543(天文12)年、種子島に洋式鋏が鉄砲とともにもたらされた。この洋式鋏の柄の部分に和式鋏の様式をとり入れて左右対称の形にしたもの。種子島は良質の砂鉄に恵まれ製鉄技術の発達した島であったため、切れ味に優れ、程良い重量感ある種子はさみが生まれた。特徴的なのはワカシツケと呼ばれる鋏の刃づくり。軟鉄に鋼をのせる日本刀造りの技法が使われている。鹿児島県伝統工芸品。
出典:日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「種子はさみ」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●種子はさみの関連情報