●種畜牧場【しゅちくぼくじょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
種畜牧場
しゅちくぼくじょう
農林省設置法 33条に基づく国立牧場のこと。家畜,家禽,蜜蜂の飼養管理と改良増殖,種畜,種禽,種卵,種蜂と家畜の人工授精用精液の配布と種畜の貸付け,種つけ,種つけ事業の指導,有畜営農の奨励,鶏の産卵能力の検定,飼料作物種子原種圃の経営などを行う。日高,新冠,十勝,奥羽,岩手,福島,大宮,長野,岡崎,兵庫,鳥取,中国,高知,熊本,宮崎の 15の国立種畜牧場があり,十勝種畜牧場や釧路分場など8ヵ所に牧野改良センターが設置され,草地改良事業を行なっている。国立牧場の設定以前には公有,民有を問わず種畜を育成する牧場を種畜牧場と呼んだこともあった。
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デジタル大辞泉
しゅちく‐ぼくじょう〔‐ボクヂヤウ〕【種畜牧場】
家畜と家禽の増殖・改良を図るため、優良な種畜・種鶏を生産・飼育した施設。農林水産省の組織で、全国に10か所以上あったが、平成2年(1990)家畜改良センターに改組。平成13年(2001)独立行政法人に移行した。
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世界大百科事典 第2版
しゅちくぼくじょう【種畜牧場】
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精選版 日本国語大辞典
しゅちく‐ぼくじょう ‥ボクヂャウ【種畜牧場】
〘名〙 家畜・家禽の繁殖や品種改良を図るため種畜・種禽を飼養している牧場。農林水産省所属のものは、全国に一五か所あったが、平成二年(一九九〇)家畜改良センターに改組。同一三年独立行政法人に移行した。
※今年竹(1919‐27)〈里見弴〉壕沿の家「県の種畜牧場で出来るうまい牛酪(バタ)で、初めはどうやら誤魔化してゐたが」
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