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稲積【にお】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

稲積
にお
刈取った稲束円錐形に積上げたもの。異名が多くイナムライネコズミニュウニョウスズキなどともいう。今日では脱穀したのちわら束を積上げるワラニオが普通であるが,昔は穂のついたままの穂を積み,必要に応じて脱穀したものである。ニオの頂上にはわら帽子をつくっておおう習慣があり,本来ここが稲の収穫を祝う祭場であったらしい。沖縄ではニオをシラといい,それがまた産屋 (うぶや) をも意味している。このニオによって翌年の穀種が生育するという信仰があったらしい。

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世界大百科事典 第2版

にお【稲積】
刈った稲を円錐形に積み上げたものをいう。ニオは新嘗(にひなめ)のニヒ,ニフのほか,ニエすなわち贄の語とも関連するらしい。神霊に捧げる供物という意味である。刈ったばかりの稲穂のついたままの束を積み上げた場所は,そのまま田の神をまつる祭場と考えられていたという説もある。稲積の名称や形状は,各地で少しずつ異なっており,ニオのほかニゴ,ミゴ,ニュウ,ニョー,ツブラ,グロ,スズミススキ,ホヅミ,イナムラ,イナコヅミなどと呼ばれ,頂にワラトベ,トツワラ,トビなどと呼ぶわら製の笠形の飾りや屋根をのせるのが特徴である。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

いな‐づみ【稲積】
〘名〙 刈り取った稲を積み重ねたもの。稲塚。稲むら。
※播磨風土記(715頃)揖保「山の形も亦稲積(いなづみ)に似たり」

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いね‐つみ【稲積】
〘名〙
① 刈り取った稲を重ねて置くこと。《季・秋》
※俳諧・丈草発句集(1774)秋「稲積に出るあるじや秋の雨」
② 寝ること、特に病気をわずらうことをいう正月の忌み詞。
※随筆・一話一言(1779‐1820頃)二六「八丈島方言〈略〉正月祝ことば〈略〉イネツミ 煩ふ事」

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