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稲葉小僧【いなばこぞう】

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

稲葉小僧 いなばこぞう
?-? 江戸時代中期の盗賊。
一説に山城(京都府)(よど)藩主侍医の子。天明(1781-89)のころ大名屋敷のを専門に盗みをはたらく。江戸谷中(やなか)で捕らえられたが,抜けして不忍池(しのばずのいけ)にとびこみ行方不明になったという。のち世話狂言の題材となった。田舎小僧新助と混同されることがおおい。因幡(いなば)小僧ともかく。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

いなばこぞう【稲葉小僧】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

稲葉小僧
いなばこぞう

江戸時代、天明(てんめい)(1781~89)の初めごろ巷間(こうかん)に稲葉小僧とあだ名された盗賊。一説に親は稲葉丹後守(たんごのかみ)の家臣であり、本人は幼少からの盗癖のため勘当されたというが、実のところ本名は不明である。大名屋敷を専門に荒らし、刀、脇差(わきざし)などを盗み、天明5年(1785)には21歳であったと伝わる。この年に36歳で引廻(ひきまわ)しのうえ獄門となった夜盗田舎(いなか)小僧新助と混同され、また「稲葉小僧新助」という1人の泥棒として語られることが多い。稲葉小僧が捕縛されて町奉行(ぶぎょう)所へ赴く途中、縄抜けして不忍(しのばず)の池に飛び込み、姿を消した話は有名で、お染久松の世話狂言に取り入れられもした。上州(群馬県)まで逃げ延びたが、潜伏中に病死したといわれる。

[稲垣史生]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

稲葉小僧
いなばこぞう
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
文久1.5(京・東芝居)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
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稲葉小僧
(通称)
いなばこぞう
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
松梅鶯曾我
初演
文政5.1(江戸・河原崎座)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
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