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突発性難聴【とっぱつせいなんちょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

突発性難聴
とっぱつせいなんちょう
sudden deafness
突然,片側のが聞えなくなる感音性の難聴内耳から大脳皮質にいたる聴覚伝導路上の病変発症する。同時に耳鳴りめまいを伴うこともある。原因は不明であるが,ウイルス感染,内耳の血管障害,正円窓 (蝸牛窓) 破裂などが考えられ,これらが重なりあって一つの臨床症状を示す疾患群とみられている。風邪をひいているときや疲労時,精神的なストレスが強いときに起ることが多い。治療は決定的なものはないが,発症後すぐに治療を開始するとよくなることが多い。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

突発性難聴
耳鳴りや耳が聞こえにくくなる難病。ウイルス感染や耳の奥にある内耳を通る血管のけいれん出血血栓などによる循環障害、ストレスなどのために発病すると言われているが、原因は分かっておらず、治療法も確立されていない。治療をける人は、全国で推定約3万5千人(01年時点)。最近では、歌手浜崎あゆみさんがファン向けの会員制ブログで突発性難聴で聴力を失ったことを告白し話題になった。
(2008-08-02 朝日新聞 朝刊 高知全県 2地方)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

とっぱつせい‐なんちょう〔‐ナンチヤウ〕【突発性難聴】
特別の原因なしに突然に発症する難聴。ふつう片側に起こり、耳鳴りや耳の中が詰まった感じ、めまい・嘔吐(おうと)などの症状を伴う。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
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家庭医学館

とっぱつせいなんちょう【突発性難聴】
[どんな病気か]
 何のきっかけもなしに、突然、聞こえが悪くなる病気で、ふつう、片側におこります。
 起床時に気づくことが多く、難聴、耳閉感(じへいかん)(耳のつまった感じ)、耳鳴(みみな)りが主症状ですが、約3分の1はめまいをともない、悪心(おしん)・嘔吐(おうと)がおこる場合もあります。
 40~50歳代での発症が多いのですが、若い人の発症もあります。
[原因]
 内耳(ないじ)が障害され、内耳循環障害(ないじじゅんかんしょうがい)、内耳血管(ないじけっかん)れん縮(しゅく)、ウイルス感染などが原因として推定されていますが、確かなことはまだ不明です。
[検査と診断]
 純音聴力検査(じゅんおんちょうりょくけんさ)を行なうと、軽度から聾(ろう)までのいろいろな程度の難聴がみられます。
 精密検査では、内耳が障害されたパターンを示し、めまいをともなう場合は、眼振(がんしん)(異常な眼球運動(がんきゅううんどう))がみられることがあります。
[治療]
 確立された治療法はまだなく、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン薬、循環改善薬(じゅんかんかいぜんやく)、代謝賦活剤(たいしゃふかつざい)、ビタミン剤を使用し、安静を保ちます。星状神経節(せいじょうしんけいせつ)ブロック、高圧酸素療法(こうあつさんそりょうほう)、ウログラフィンの使用も行なわれることがあります。
 発症後受診が早い場合、比較的年齢が若い場合、難聴の程度が軽い場合、いくつかの型の聴力像を示す場合、めまいをともなわない場合などは、治りやすい傾向にあります。
[日常生活の注意]
 約4分の1は治りますが、残りの4分の3は約1か月で症状が固定し、難聴、耳鳴りなどの後遺症(こういしょう)が残ります。気長に、症状に応じた治療を続け、健康なほうの耳を大事にしましょう。
[予防]
 ストレスも原因の1つといわれています。心身の疲労を避け、規則正しい生活を心がけましょう。

出典:小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

世界大百科事典 第2版

とっぱつせいなんちょう【突発性難聴 sudden deafness】
聴覚に異常のなかった人が突然難聴になることで,その特徴として次の三つの主症状があげられる。すなわち,(1)突発的に難聴が発現する,(2)難聴の性質は高度の感音性難聴である,(3)難聴の原因が不明,の三つである。さらに副症状として,(1)耳鳴りが難聴と同時に,または前後して発現する,(2)めまい(吐き気,嘔吐を伴うことがある)が難聴と同時に,または前後して発現することがあるが,めまい発作を繰り返すことはない,(3)第8脳神経(内耳神経)以外に顕著な神経症状を伴うことがない,などがある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

とっぱつせいなんちょう【突発性難聴】
突然発症する原因不明の難聴。耳鳴り・耳閉感があり、めまいや吐き気を伴うこともある。青壮年期の罹患りかんが多い。

出典:三省堂
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知恵蔵mini

突発性難聴
鼓膜より内側の内耳で起こる、突然耳の聞こえが悪くなる原因不明の疾患のこと。徐々に聞こえなくなったり、病因がほかにあるものはこの疾患と診断されない。厚生労働省の「特定疾患」に指定されている難病であり、日本では100万人に270人ほどの割合で受療している。健康人の発症が多いことや、再発しないことも特徴で、ウィルス説が有力視されている。1週間以内の早期治療が有効で、以降、治癒率は大幅に低くなる。日本では、ミュージシャンの宮本浩次や浜崎あゆみなどが罹患経験をもつ。
(2012-10-04)

出典:朝日新聞出版
(C)Asahi Shimbun Publications Inc
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日本大百科全書(ニッポニカ)

突発性難聴
とっぱつせいなんちょう
特別な原因がないのに、突然、高度の難聴と耳鳴りがおこる。ときには、めまい、吐き気などを伴うことがある。このような発作は一般的には反復しておこることはない。難聴の性質は感音難聴である。一側性が大部分で、両側性は7%くらいといわれている。小児におこることはきわめてまれで、青年期以後、とくに50歳前半に多い。
 感音難聴はメニエール病を除いては回復するものがほとんどないが、このような突発性難聴では正常聴力にまで回復することも多い。発病してからの期間が3か月にもなったものでは改善しにくいので、早期発見と早期治療が重要である。
 原因は不明であるが、ウイルス感染や内耳の循環障害が推測される例もある。内耳窓破裂も同様の症状で、以前は突発性難聴と診断されていたものもあるはずであるが、逆に原因が明らかとなったものは突発性難聴とはよばない。ウイルス感染でも流行性耳下腺(せん)炎による同様の感音難聴が昔からよく知られていたので、この難聴は突発性難聴には入れない。したがってこの名称で現在はよばれていても、医学の進歩により原因が明らかになれば、この病名から外される。
 治療として特効的なものはまだないが、副腎(ふくじん)皮質ホルモン、ビタミンB剤、末梢(まっしょう)循環改善剤の投与のほか、星状神経節ブロックや高圧酸素療法などが行われている。自然治癒することも少なくない。[河村正三]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

とっぱつせい‐なんちょう ‥ナンチャウ【突発性難聴】
〘名〙 高度の難聴、耳鳴り、耳閉塞感などの症状が突然、多くは片側の耳に生ずる原因不明の疾患。
吉里吉里人(1981)〈井上ひさし〉二七「目は視野狭窄〈略〉耳は突発性難聴」

出典:精選版 日本国語大辞典
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六訂版 家庭医学大全科

突発性難聴
とっぱつせいなんちょう
Sudden deafness
(耳の病気)

どんな病気か

 内耳の蝸牛(かぎゅう)が何らかの原因により障害を受けたため、突然に生じる難聴を特徴とする病気です。その障害が内耳の前庭半規管(ぜんていはんきかん)にまで及ぶと、難聴にめまいが伴って起こります。

原因は何か

 原因は不明です。今のところ内耳の障害の原因としてウイルス感染説、循環障害説などが考えられています。

症状の現れ方

 文字どおり突然に発生する難聴です。通常、片耳に発生することが多いのですが、まれに両耳に同時に発生することもあります。また、耳鳴りめまいが難聴の発生と前後して生じることがあります。なお、めまいには吐き気や嘔吐を伴うことがあります。

検査と診断

 突然に難聴が発生した場合、難聴の原因がどこにあるかを診断する必要があります。そのためには、耳鼻咽喉科での診察、耳のX線検査、純音聴力検査が必要です。場合により、精密な聴力検査や平衡機能検査も必要になります。

 なお、突発性難聴では、聴力の改善・悪化を繰り返すことはありません。その場合には、メニエール病という病気が疑われます。聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)では、突発性難聴として初発する場合があります。聴神経腫瘍が疑われる場合には、MRIによる画像診断が必要になります。

治療の方法

 難聴が発生してから、できるだけ早期に治療を開始するほど予後が良好である(聴力が改善する)といわれています。遅くても発生から2週間以内に治療を開始するのが望ましく、1カ月をへた場合には、予後は極めて不良になり、通常は著しい改善が望めません。

 一般に、聴力が悪い場合、めまいを伴っている場合に予後が悪いことが知られています。

 副腎皮質ステロイド薬、循環改善薬、ビタミン薬などの多剤併用療法を中心とした治療法が多くの病院で行われています。

病気に気づいたらどうする

 予後を正確に推定する検査と診断はないのが現状です。そのために、突発性難聴が疑われたら、耳鼻咽喉科を受診することで早期に診断を行い、できるだけ早く治療を開始することが重要です。

將積 日出夫

出典:法研「六訂版 家庭医学大全科」
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EBM 正しい治療がわかる本

突発性難聴
どんな病気でしょうか?

●おもな症状と経過
 突然、おこる難聴で、原因が不明なものを突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)といいます。患者さんの95パーセント以上が片耳だけに難聴をおこし、音がまったく聞こえない、あるいは耳がつまった感じ、耳鳴りがするなど「聞こえにくさ」の状態はさまざまです。
 30~60パーセントにめまいを伴うほか、吐き気や嘔吐(おうと)などの症状が現れるので、メニエール病や聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)など類似の病気との判別が重要となります。
 早期に治療を始めれば約3分の2の患者さんで完全に治ったり、症状の改善がみられたりします。発病から1カ月を過ぎると改善が難しくなります。したがってなるべく早く、できれば1週間以内に治療を開始することが望ましいとされています。

●病気の原因や症状がおこってくるしくみ
 音は、空気の振動として伝わります。人の耳は、外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)からなっていて、外耳(耳介(じかい))で集められた音波は、外耳道で増幅されながら、中耳との境目にある鼓膜(こまく)を振動させ、中耳に伝わります。鼓膜で音の振動はさらに増幅され、内耳に伝えられます。内耳には聴覚を司(つかさど)る蝸牛(かぎゅう)という器官があり、蝸牛のなかにはリンパ液が入っています。中耳から伝えられた音波の振動によって、このリンパ液が揺れ、その揺れを感覚細胞が電気信号に変え、神経から大脳に伝達し、音が聞こえたと認識します。
 外耳から中耳までは、音をキャッチして伝える役割をするので伝音系(でんおんけい)、内耳は神経・大脳に感知、認識させる働きをするので感音系(かんおんけい)と呼びます。伝音系になんらかの障害があっておこる難聴を伝音難聴、感音系がうまく働かないためにおこる難聴を感音難聴と呼びます。
 突発性難聴は感音難聴であり、内耳になんらかの障害がおこっていることだけは明らかです。現在のところ、ウイルスなどの感染、あるいは内耳の血管に障害があり血液の循環が悪化したためと考えられています。

●病気の特徴
 子どもからお年寄りまで広くおこりますが、40歳~50歳代に多いといわれています。


よく行われている治療とケアをEBMでチェック

[治療とケア]可能な限り早く治療を開始する
[評価]☆☆
[評価のポイント] 突発性難聴は、発症後なるべく早く治療を始めたほうが治療成績がよく、いまのところ1カ月を過ぎると回復の見込みはほとんどないといわれています。しかし、軽度難聴の人ではとくに治療をしなくても自然に治癒する場合もあるので、聴力が回復しなかった人が、もし早期に治療を始めていれば回復できたかどうかの判断が困難です。残念なことに、どれほど手を尽くしてもほとんど改善がみられない場合もあります。発症時に聴力が完全になくなってしまった人やめまいを伴う高度難聴の人は治療効果がよくありません。

[治療とケア]精神的にも、肉体的にもストレスを避け、安静を保つ
[評価]☆☆
[評価のポイント] 十分に静養し、ストレスを避けることは、どのような病気でも大事なことです。しかし、安静と突発性難聴との関係についての臨床研究は見あたりませんので、その効果はわかっていません。むしろ、安静にしているだけでは難聴が回復しないことが多いので、突然耳が聞こえなくなったら1日も早く受診することが大切です。

[治療とケア]テレビ・ラジオの視聴は控え、電話も必要最低限にとどめる
[評価]☆☆
[評価のポイント] 音のボリュームを下げることと突発性難聴との関係についての臨床研究は見あたりませんので、その効果はわかっていません。テレビ、ラジオ、電話の音などが聞こえにくいために、かえってストレスを感じることがあります。精神的にあまり負担がかからない程度に控えたほうがいいかもしれません。

[治療とケア]副腎皮質(ふくじんひしつ)ステロイド薬(やく)漸減(ぜんげん)療法を行う
[評価]☆☆
[評価のポイント] 突発性難聴では血液の循環をよくし、炎症を抑え、弱っている神経の機能を改善するといった目的で副腎皮質ステロイド薬の内服や点滴が一般的に行われます。この治療についてはいくつかの臨床研究が行われていますが、どれも決定的なものとはいえず、効果については議論の余地が残っています。(1)(2)

[治療とケア]内耳の血行を改善する薬を用いる
[評価]☆☆
[評価のポイント] アルプロスタジルアルファデクスなどの薬剤は、内耳の血行を改善して内耳の機能を回復させることを目的として用いられます。難聴がおこるしくみを考えたうえで用いられることもありますが、信頼性の高い臨床研究で効果が確認されているわけではありません。(3)

[治療とケア]高圧酸素療法(こうあつさんそりょうほう)を行う
[評価]☆☆☆
[評価のポイント] 高圧酸素療法は、大きなタンクあるいは高圧室のなかに入って気圧を上げた状態で酸素を吸入することによって血液中に酸素を大量に送り込み、内耳の血行を改善する治療です。ほかの治療で改善がみられなかった場合でも、発症から6週間以内に高圧酸素療法を始めれば、聴力が著しく回復する場合があるということが臨床研究によって確かめられています。(4)(5)


よく使われている薬をEBMでチェック

副腎皮質ステロイド薬
[薬名]リンデロン(ベタメタゾン)(1)(2)
[評価]☆☆
[薬名]デカドロン(デキサメタゾン)(1)(2)
[評価]☆☆
[薬名]プレドニン/プレドニゾロン(プレドニゾロン)(1)(2)
[評価]☆☆
[評価のポイント] 副腎皮質ステロイド薬の突発性難聴に対する有効性については効果を認めるとする臨床研究と否定的な臨床研究があり、評価が定まっていません。

内耳の血行を改善する薬
[薬名]ノイキノン(ユビデカレノン)
[評価]☆☆
[薬名]アデホスコーワ/トリノシン(アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物)
[評価]☆☆
[薬名]ビタメジン-S(ビタミンB1・B2・B12混合剤)
[評価]☆☆
[薬名]プロスタンディン(アルプロスタジルアルファデクス)(3)
[評価]☆☆
[評価のポイント] ユビデカレノンは酸素を効率よく利用できるようにする薬、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物とアルプロスタジルアルファデクスは血管を拡張させる薬、ビタミンB1・B2・B12混合剤は細胞を活性化させる薬です。このように作用は違いますが、いずれの薬も内耳の血行を改善する目的で用いられます。アルプロスタジルアルファデクスについては臨床研究が行われていますが、効果ははっきりしていません。ほかの薬については、有効性を示す臨床研究が見あたりません。しかし、病気の原因から考えて、専門家の意見や経験から支持されています。


総合的に見て現在もっとも確かな治療法
さまざまな治療を試す
 突発性難聴は感音難聴であり、内耳になんらかの問題があることだけはわかっていますが、原因が定かではないこともあり、現在までのところ、信頼性の高い臨床研究で効果があると認められている治療は見あたりません。
 したがって、さまざまな治療が試みられています。副腎皮質ステロイド薬漸減療法、内耳の血行を改善する薬の使用、高圧酸素療法などが代表的な治療となります。抗ウイルス薬が有効であるという報告もありますが、その効果については定かではなく、今後のさらなる研究が待たれます。

できるだけ早い受診が重要
 突発性難聴は、発症後なるべく早く治療を始めたほうが治療成績がよいことがわかっています。いまのところ1カ月を過ぎると回復の見込みはほとんどないといわれています。大切なのは、早期発見、早期治療です。
 音がまったく聞こえない、あるいは耳がつまった感じ、音が響く感じ、耳鳴りがするといった症状がでたら、一刻も早く専門医に診察してもらうことが大切です。また、その際、メニエール病や聴神経腫瘍など似た病気との判別が重要になります。

安静をはかり、ストレスを回避する
 このほか、ストレスが突発性難聴の原因の一つとされています。そこで、心身の安静(とくに音のボリュームを下げるなど、音に対する安静)を図ることも、直接的には関係ないかもしれませんが、ストレス回避にはよいことだと考えられます。

(1)Stachler RJ, Chandrasekhar SS, Archer SM, et al. Clinical practice guideline: sudden hearing loss. Otolaryngol Head Neck Surg. 2012; 146:S1.
(2)Wei BP, Stathopoulos D, O'Leary S. Steroids for idiopathic sudden sensorineural hearing loss. Cochrane Database Syst Rev. 2013; 7:CD003998.
(3)Nakashima T, Kuno K, Yanagita N. Evaluation of prostaglandin E1 therapy for sudden deafness. Laryngoscope. 1989;99:542-546.
(4)Bennett MH, Kertesz T, Yeung P. Hyperbaric oxygen for idiopathic sudden sensorineural hearing loss and tinnitus. Cochrane Database Syst Rev. 2007; :CD004739.
(5)Suzuki H, Hashida K, Nguyen KH, et al. Efficacy of intratympanic steroid administration on idiopathic sudden sensorineural hearing loss in comparison with hyperbaric oxygen therapy. Laryngoscope. 2012; 122:1154.

出典:法研「EBM 正しい治療がわかる本」
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