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童子問【ドウジモン】

デジタル大辞泉

どうじもん【童子問】
江戸中期の儒学書。3巻。伊藤仁斎著。宝永4年(1707)刊。問答体で著者の思想を述べたもの。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

どうじもん【童子問】
江戸時代前期の儒者伊藤仁斎が著した問答体の概説書。童子に説き聞かせるという形式をとっているが,仁斎学の原理論・方法論・実践論を整然と体系的に示した書物として著名である。現存する最古の稿本は1691年(元禄4)成立,仁斎生前の最終稿本は1704年(宝永1)成立。仁斎死後,伊藤東涯らが増補訂正を加えて07年に出版した。3巻。《日本古典文学大系》,岩波文庫などに所収。【三宅 正彦】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

どうじもん【童子問】
儒書。三巻。伊藤仁斎著。1707年刊。童子が師に問いそれに答える体裁で、自らの思想を平易に説いたもの。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

童子問
どうじもん
元禄(げんろく)時代(1688~1704)の京都に古義堂(こぎどう)塾を開いて古義学を唱えた儒学者伊藤仁斎(じんさい)晩年の著書である。『語孟字義(ごもうじぎ)』『論語古義』『孟子(もうし)古義』『大学定本』『中庸発揮(ちゅうようはっき)』のような仁斎の経書研究の成果と異なり、儒学やその研究法ないしは道徳や政治について思うところを紙片に1条ずつ記し蓄え、のちにテーマ別に整理したもので、すでに1691年(元禄4)に宋(そう)の欧陽修(おうようしゅう)の易の『童子問』などに倣って、『童子問』と題した自筆稿本を残している。その後、仁斎は終生、増改訂し続けたが、その間、1699年には江州(ごうしゅう)水口(みなくち)の鳥井侯の城中で、また喜寿を迎えた1703、04年には古義堂でこの書を講じている。仁斎没後、1707年(宝永4)に長男の東涯(とうがい)は189条を3巻3冊に分けて板行し、また『童子問標釈』を著した(『童子問』の稿本は現在、天理図書館や但馬(たじま)鎌田家に襲蔵されている)。
 壮年時代の著『語孟字義』を完成期の仁斎学の出発点とすれば、この書はその到達点を示すものであり、「この二著で仁斎一生の学問がわかる」と、『文会雑記(ぶんかいざっき)』に記されている。[石田一良]
『石田一良「『童子問』の成立過程――特に新発見の鎌田家本の位置について」(『ビブリア』10所収・1959・天理図書館) ▽石田一良著『伊藤仁斎』(1960・吉川弘文館)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

どうじもん【童子問】
江戸前期の儒書。三巻。伊藤仁斎著。元祿六年(一六九三)序、宝永四年(一七〇七)刊。童子との問答形式で仁斎の思想を述べる。「論語」を最上とし、「孟子」をその注釈と見なし、そのほかの儒教の書は用いてはならぬと説く。

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