●笠智衆【りゅうちしゅう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
笠智衆
りゅうちしゅう
[没]1993.3.16. 神奈川
映画俳優。 1926年松竹に入社。 10年近く大部屋俳優として過したのち,小津安二郎に認められ,『大学よいとこ』 (1936) に出演。以後,出世作『一人息子』 (36) や『父ありき』 (42) ,『晩春』 (49) ,『東京物語』 (53) ,『秋刀魚の味』 (62) など,おもに小津作品で味わい深い演技をみせる。ほかに『手をつなぐ子等』 (48) ,『野菊の如き君なりき』 (55) ,『家族』 (70) など。寅さんシリーズのほかテレビドラマでも味わい深い演技をみせた。
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デジタル大辞泉
りゅう‐ちしゅう〔リフ‐〕【笠智衆】
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
笠智衆 りゅう-ちしゅう
明治37年5月13日生まれ。大正14年松竹に入社。大部屋俳優をへて小津安二郎監督にみいだされ昭和10年「大学よいとこ」に出演,以後「晩春」「東京物語」など小津作品にかかせぬ存在となる。のち山田洋次監督の「家族」や「男はつらいよ」シリーズなどでも人気を博した。平成5年3月16日死去。88歳。熊本県出身。東洋大中退。
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世界大百科事典 第2版
りゅうちしゅう【笠智衆】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
笠智衆
りゅうちしゅう
(1904―1993)
俳優。熊本県生まれ。1925年(大正14)東洋大学在学中に松竹キネマ蒲田(かまた)撮影所の俳優研究所第1期生として松竹に入社したが、不器用なことから大部屋で10年間下積み暮らしをした。1935年(昭和10)に小津安二郎監督にみいだされて『大学よいとこ』に準主役で出演し、以後小津監督の描く小市民の生活の哀歓を演じる主役に用いられ、『晩春』『麦秋』『東京物語』『秋刀魚(さんま)の味』などに主演した。ほかには、1948年稲垣浩監督『手をつなぐ子等』、1954年木下恵介(けいすけ)監督『二十四の瞳』、1955年『野菊の如き君なりき』、1969年から始まった山田洋次監督の寅さんシリーズ『男はつらいよ』、1990年黒澤明監督『夢』などに出演し、また、テレビドラマでも活躍した。平成5年3月16日死去。
[編集部]
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