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筋肉痛【キンニクツウ】

デジタル大辞泉

きんにく‐つう【筋肉痛】
筋肉の痛み。激しい運動などで筋肉を使い過ぎることによって起こる。筋痛

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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食の医学館

きんにくつう【筋肉痛】

《どんな病気か?》


〈運動によって筋肉が損傷を受けることで起こる〉
 だれにでも経験がある筋肉(きんにくつう)は、運動をした日の翌日から数日後にかけて、使った筋肉に痛みが起こるものです。
 筋肉は、関節をまたいで、その両端が骨に付着しています。この筋肉が伸びたり縮んだりすることで体を動かしています。
 ところが、筋肉が収縮しようとしているとき、逆に筋肉を引き伸ばして力をだすような動きをすると、筋組織に損傷が起こります。たとえば、腕ずもうで、負けそうになりながらねばっているときなどが、その状態です。
 筋肉痛は、こうして起こった筋肉の損傷と炎症によって引き起こされるといわれます。
 運動をした日から6日後くらいのあいだにもっともはげしくなり、その後はなにもしなくても徐々におさまっていくのがふつうです。

《関連する食品》


〈生たまごの白身はビオチンの吸収を阻害する〉
○栄養成分としての働きから
 筋肉痛を緩和する働きがある栄養素はビオチンです。ビオチンは、糖質や脂質、たんぱく質の代謝(たいしゃ)を助け、エネルギーをとりだす役割を受けもつビタミンです。筋肉痛が起こったときには、レバー、イワシ、ピーナッツ、たまごなど、ビオチンを多く含む食品をとるといいでしょう。
 ただし、生たまごの白身には、胃や腸でビオチンと結合し、吸収を阻害する成分が含まれています。毎日大量に生たまごを食べなければ問題ありませんが、たまごは加熱して食べたほうが、むだなくビオチンを摂取できます。
 また、筋肉の炎症を抑えるのにはIPA(イコサペンタエン酸)が効果的です。IPAは、ハマチ、キンキ、イワシ、マグロのトロなどの魚に多く含まれています。
 そのほか、ビタミンB1やカルシウムも筋肉痛の予防のためにはとっておきたい栄養素です。
 ビタミンB1には、糖質が体内でエネルギーにかわるのを補助する働きがあり、不足するとエネルギー不足になって筋肉の働きが鈍くなります。また、カルシウムが不足すると筋肉の収縮がうまくいかなくなり、硬直して、筋肉痛やけいれんを引き起こしやすくなります。
 ビタミンB1は豚肉、ウナギ、カレイ、ピーナッツなどに含まれ、カルシウムは牛乳や乳製品、ワカサギなどの小魚、コマツナなどの野菜、ヒジキなどの海藻類に含まれています。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

きんにくつう【筋肉痛 myalgia】
一般に,痛みの所在が判然とせず,だるくて鈍いなんともいえないいやな感じを伴った筋肉の痛みをさす。これに対して,筋肉になんらかの外傷急性炎症がある場合の疼痛は,局在がはっきりした鋭い痛みとなる。筋肉痛の場合は,筋肉の緊張が亢進しており,いわゆる〈こ(凝)り〉という自覚症状を伴うことが多い。このような疼痛を有痛性痙縮というが,筋肉の痙縮により疼痛が発生するのか,疼痛により痙縮が発生するのか,両者表裏一体現象である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きんにくつう【筋肉痛】
筋肉の痛み。筋痛。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

筋肉痛
きんにくつう
筋肉の痛みをさす。疾患名ではなく、あくまで症状名であり、筋肉の外傷や炎症で発生するほか、いわゆる肩こりや腰痛症で認められる。外傷による代表的なものとして挫傷(ざしょう)(打撲)があり、高度の場合は筋組織の断裂が認められることもある。化膿(かのう)菌による筋肉の炎症は化膿性筋炎であり、安静にしていても疼痛(とうつう)が強く、発熱のほか、局所に発赤や熱感などの炎症症状を認める。また肩こりとよばれる頸筋(けいきん)痛や腰筋痛は、頸部あるいは腰部を構成している筋膜、筋肉、靭帯(じんたい)、脊椎(せきつい)骨、脊椎関節などのいずれの病変が原因となってもおこりうる。たとえば、加齢的変化である変形性頸椎症で頸筋痛が認められるし、変形性腰椎症で腰筋痛が発生する。このような筋肉痛では、その筋肉は緊張して圧痛がある。いずれにしても筋肉痛は、その原因を確かめて治療することが望まれる。[永井 隆]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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