●筮竹【ぜいちく】
占い用語集
筮竹
占筮に用いる道具。これを使って易の卦を立てる。最も古い時代に使用されたものは、蓍(めどき)という植物を用いていたとされ、総数は五十本あり、細い方を基、太い方を末とする。現在は手に入れやすい竹棒を利用することが多く、40センチ程度のものが一般的に使用される。
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世界大百科事典 第2版
ぜいちく【筮竹 shì zhú】
易占に使う細い竹製の棒。50本で一組。操作しやすいように上は太く下は細く作ってあるが,卦などは刻まれておらず,まったくの無地である。本来は,100年たつと1本から100茎が生じるという伝承のある,長命の多年生植物蓍(めどはぎ)の茎が使われたが,のちには竹で代用するようになった。筮という字のなかに巫(みこ)があるのは,巫に代わって筮=蓍が神と人との仲介をすることを表す。それで,古くは易(占)のことを筮と呼んだ。
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精選版 日本国語大辞典
ぜい‐ちく【筮竹】
〘名〙 うらないに用いる竹製の細い棒。竹製のめどぎ。ふつう、五〇本とする。
※落語・ちきり伊勢屋(1893‐94)〈禽語楼小さん〉「算木筮竹(ゼイチク)を取上げて易を立てれば」
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デジタル大辞泉
ぜい‐ちく【×筮竹】
占いに用いる、50本の細い竹の棒。竹製のめどぎ。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
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