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節理【せつり】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

節理
せつり
joint
地層や岩石のなかの割れ目のうち,ずれを伴わないもの。ずれを伴う断層と区別する。特徴的なものは火成岩に発達する規則的な方状節理,板状節理柱状節理など。これら火成岩の節理は,マグマ冷却する際の収縮による張力などに起因する。堆積岩の節理は板状節理が多く,大部分地殻変動によって生じる。変動の際の圧縮剪断,引張りが岩石の抵抗の限界をこえたとき,最大主応力方向に関して特定の配置をもつ節理ができる。木曾寝覚の床花崗岩の方状節理,長野県霧ヶ峰高原などから産する鉄平石,屋島の畳石などは板状節理,福岡県芥屋 (けや) ,兵庫県の玄武洞などの火山岩の柱状節理は,材木岩竿石などの俗称で呼ばれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せつ‐り【節理】
物事の道理・すじみち。
岩石に発達する割れ目。マグマが冷却固結する際に生じた板状節理柱状節理など、規則正しいものが多い。

出典:小学館
監修:松村明
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岩石学辞典

節理
火成岩体の冷却の仕方によって体積が収縮し割れ目ができる.また岩体の動きによっても割れ目ができる.これらの割れ目を節理(joint)という.節理は層理や片理とは独立した面の名称で,節理によって岩石は多少規則的な岩塊に分割される.ドゥブレ(Daubree)はリソクレース(lithoclase)という語を全ての種類の岩石の割れ目に用い,さらにその内容について,節理(joint)をダイアクレース(diaclase),断層(faults)をパラクレース(paraclase),収縮による節理をシンクレース(synclase),微細な割れ目をレプトクレース(leptoclase)と区分した[Hatch : 1888].

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

せつり【節理 joint】
岩石の割れ目や破断面で,それに沿うずれ(変位)がないか,あるいはほとんど認められないもの。面に平行なずれのあるものを断層という。花コウ岩や厚い塊状砂岩などのような均質な岩石の場合には,ずれを認定する手がかりがないので,鏡肌断層粘土あるいは断層角礫など断層に伴う諸特徴が認められない限り両者を区別するのはむつかしい。力学的には,最大圧縮主応力に対して約30度傾く方向にできる剪断節理と,この軸と中間主応力軸の両者を含む面に平行な張力節理とに分けられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

せつり【節理】
比較的規則正しい岩石の割れ目。火成岩が冷却して固結する際や、岩石の変形や風化によって生じたもので、板状・柱状・方状・玉葱たまねぎ状などの形状がある。
物事のすじみち。道理。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

節理
せつり
joint
岩石体に広く群をなして発達している割れ目のことで、それを境に両側がずれ動いていないものをいう。火成岩が冷却して収縮するときや地殻変動を受けたときなどに、岩体内部に応力が働き、その結果生じた割れ目である。地下深部の岩体が隆起して地表へ上昇してくると、圧力が解放されるため、岩体に割れ目が発達すると考えられている。不規則なものや規則正しい配列をしているものがある。規則正しいものでも、割れ目の間隔は数センチメートルから数メートルのものなどいろいろである。配列の形から、柱状節理(兵庫県玄武洞(げんぶどう)、福岡県芥屋ノ大門(けやのおおと)、佐賀県唐津(からつ)の七ツ釜(がま))、板状節理(長野県産の鉄平石、香川県屋島の畳(たたみ)石、小豆島(しょうどしま)の画帳石)、放射状節理(北海道根室の車(くるま)石)、方状節理(長野県木曽(きそ)川の腰掛(こしかけ)石)、球状節理などとよばれる。成因的には、引張り応力による破断節理、最大圧縮応力の方向に鋭角に交わる剪断(せんだん)応力による剪断節理に分けられる。節理は採石や坑道掘進に利用されるが、地下水あるいは浸透水の流路となるため風化や侵食作用が早く進み、岩石の崩壊に深く関連している。[斎藤靖二]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せつ‐り【節理】
〘名〙
① 物事の道理。ことわり。すじみち。〔説苑‐立節〕
② 物の表面に現われた模様。きめ。〔新唐書‐回鶻抜野古伝〕
③ 岩石の割れ目。ふつう、マグマの冷却に伴う体積の収縮によって火成岩に生じることが多く、また地殻の変動によっても生じる。柱状、板状、放射状など規則正しい排列をしたものが多い。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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