●篠島【しのじま】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
篠島
しのじま
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉プラス
篠島
出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
しのじま【篠島】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
篠島
しのじま
愛知県知多半島の南端、知多郡南知多町の師崎(もろざき)港から海上3キロメートルにある島。面積0.93平方キロメートル。かつて篠島村として独立していたが、1961年(昭和36)南知多町の一部となった。全島が領家帯花崗(かこう)岩で、最高点48メートル。属島9のうち小磯(こいそ)、中手(なかて)の両島は埋立によって篠島と陸続きになった。1962年に愛知用水から海底水道によって上水の供給を受け、従来の乏水性から解放された。島は水田皆無で漁業一本で生活していたが、上水供給によって観光化が可能になった。古くから伊勢(いせ)、渥美(あつみ)を結ぶ海上交通の要地、篠島港は風待ち港であった。1338年(延元3・暦応1)義良(のりよし)親王(のちの後村上天皇)が暴風のため6か月滞在「帝(みかど)の井」を掘ったという古話もあり、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)、源頼朝(よりとも)、西行(さいぎょう)、徳川家康、加藤清正らゆかりの史跡も多い。伊勢神宮領であったことから毎年御幣鯛(おんべだい)奉納の儀もある。篠島祭は旧正月3、4日、神戸(ごうど)の神明(しんめい)社に堂山の八王子社の神が渡る祭りで、古式を伝承した舞と「垢離(こり)とり」の神事が行われている。三河湾国定公園に含まれ、師崎港、河和港、伊良湖港などから船がある。人口1890(2009)。
[伊藤郷平]
『『愛知の離島』(1982・愛知県)』
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「篠島」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●篠島の関連情報