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【ササラ】

デジタル大辞泉

ささら【×簓】
《さらさらと音がするところから》
日本の民俗楽器の一種。長さ約30センチの竹の棒の約3分の2を細かく割った簓竹と、簓子(ささらこ)2をすり合わせて音を出す。摺り簓。
編木(びんざさら)」の
細かく割った竹の一端を束ねたもので、鍋・釜などのこびりついた汚れを取る道具。
物の先端が細かく割れてささくれたもの。また、役に立たなくなったもののたとえ。「杭(くい)の先端がになる」
[補説]「簓」は国字

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ささら【簓】
日本の民俗楽器イラスト)。(1)右手をもとだけ残して細かく割りさいたものを持ち,左手に木の表面にギザギザをつけたものを持って,竹で棒をこすってリズミカルな音を出すもの。右手の竹を〈ささら竹〉といい,同形のものは飯桶などを洗う道具としてもいられる。左手の棒を〈ささらこ〉といい,竹の棒の表面に多数のをあけたものを用いる地方もある。囃子田(はやしだ)などの田楽系の芸能や,風流系の獅子舞で使われる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ささら【簓】
田植え囃子ばやしや風流ふりゆう系の獅子舞などで使用する楽器。先を細く割ったささら竹と、のこぎりの歯のような刻みをつけた棒のささら子とをこすりあわせて音を出す。すりざさら。 → びんざさら
細かく割った竹などを束ねたもの。鍋なべを洗うたわしの用などとする。さわら。
「びんざさら」の略。
先端が細かく割れること。ささくれること。
物をすりへらすことのたとえ。

出典:三省堂
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食器・調理器具がわかる辞典

ささら【簓】
鍋やの焦げつきをかき落としたりするのに用いる、竹を細かく裂いて束ねた道具。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)


ささら
日本の民俗芸能で用いる体鳴楽器。「すりざさら」と「びんざさら」の2種あり、単にささらというと前者をさすことが多い。すりざさらは、田植囃子(ばやし)などの田楽(でんがく)系芸能などに使われ、「ささらこ」とよばれる刻み目を入れた細い棒と、「ささら竹」という先を細かく割って刷毛(はけ)状にした竹を擦り合わせて音を出す。地域によっては「ささらこ」を用いず、2本の「ささら竹」を打ち合わせる場合もある。びんざさらは田楽躍(おどり)の重要な楽器で、多数の木や竹の小片の上端を紐(ひも)で編むようにして重ね、両端に取っ手をつけたもの。両手で持ち、揺すったり、突くようにして全部の板を打ち合わせる。日本固有の楽器ではなく、大陸より散楽(さんがく)とともに渡来したと思われる。[卜田隆嗣]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ささら【簓】
〘名〙
① 民俗芸能の楽器の一種。竹の先をこまかく割って束ねたもので、長さ三〇センチメートルぐらいのもの。これを「ささらこ②」にすり合わせて音を出す。「びんざさら」と区別して「摺り簓」ともいう。田楽、説経、歌祭文などの謡い物、語り物の伴奏に用いた。
※撰集抄(1250頃)五「ささらをすりて心を澄まし、うそうちぶいて、人に目もかけぬ僧一人侍り」
② 民俗芸能の打楽器の一つ。短冊(たんざく)型の薄い板を数十枚合わせて、その上端をひもでつづり合わせたもの。両端の板を両手で持ち、打ち合わせたりなどして音を出す。びんざさら。ささら木。
※栄花(1028‐92頃)御裳着「田楽といひて、〈略〉笛吹き、ささらといふ物突き、さまざまの舞して」
③ 段をつけてきざんだもの。板を並べて張るための材など。特に、大形和船のやぐらの控(ひかえ)(建築の梁に同じ)から控に渡す角材で、やぐら上面を構成するとともに、やぐら板を張るための材。
※新造精帳書(1863)「一、三百目 松六尋角壱本、道ひかへ・ささら」
④ 竹をこまかく割りたばねたもので、たわし、ブラシなどの用をするもの。
※風俗画報‐六〇号(1893)人事門「牛丁は長さ三尺許なる竹のササラを手にして〈略〉牛体を叩き」
⑤ ①のように先がこまかに裂け割れたもの。
※風俗画報‐一五五号(1897)王子公園「末をば筰(ササラ)になしたる青竹を杖つき」
⑥ 物をすりへらすこと、また、用をなさなくなったもののたとえ。
⑦ (「ささらおとどり」の略) 鳥「もず(百舌)」の異名。

出典:精選版 日本国語大辞典
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