@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

【かんざし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


かんざし
髪飾りの一種。古くは飛鳥・奈良時代の貴婦人の礼装時の宝髻 (ほうけい) に金属や玉類の簪が飾られ,法隆寺伝来のものが残っている。平安時代の9世紀後半以降,女性の髪が垂髪となってからは髪飾りの発達はみられなかった。江戸時代中期,17世紀に入って髪型にさまざまな (まげ) を生じ,前髪,鬢 (びん) ,髱 (たぼ) の変化につれて銀製の梅の枝や定紋,耳かきつきの簪などの出現となった。最初はきわめて簡単なものであったが,動物などをあしらった揺れ動く「びらびら簪」へと発展した。材料も銀,金,鼈甲 (べっこう) ,ギヤマン (ガラス) ,赤銅を使用し,昭和に入ってからはプラチナ,ゴム,セルロイド,プラスチックなどが用いられた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

かん‐ざし【×簪】
《「かみさ(髪挿)し」の音変化》
女性の髪飾りの一。前差し・中差し・後ろ差しがあり、平打ち・花かんざし・玉かんざしなどがある。掻頭(そうとう)。
(かんむり)の付属品。冠が落ちないように、巾子(こじ)の根に挿し、(もとどり)に通して留めるもの。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

かんざし【簪】
髪飾の一種。語源は定かでないが,髪刺(かみざし)からくるともいう。純粋に飾りとして用いられたのは,かなり後世のことである。古代においては,先のとがった1本の細い棒に呪力が宿ると信じられ,髪刺も,髪に1本の細い棒を挿すことによって魔を払うことができると考えられていた。一方,《日本書紀》や《万葉集》などにみえる挿頭(かざし)は,神事朝廷節会(せちえ)に公卿宮人の冠に花枝を挿すことが行われ,これが民間の祭事などにも流行し,一般の節会の習慣になっている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

かんざし【簪】
髪挿かみさの転。古くはかむざしとも
女性が髪にさす飾り。前にさすのを前差し、後ろにさすのを後差しという。金属・竹・象牙・鼈甲べつこうなどで作る。古くは「くし」を含むこともある。
かんむりの付属品。冠が落ちないよう、巾子こじの根から髻もとどりに差し込むもの。 →

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

」の用語解説はコトバンクが提供しています。

簪の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation