●粘液【ねんえき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
粘液
ねんえき
mucus
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
ねん‐えき【粘液】
2 生物体内の粘液腺から分泌される液体。糖たんぱく質・無機塩類などを含み、体表の保護などの役をする。
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
栄養・生化学辞典
粘液
出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
ねんえき【粘液 mucus】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
粘液
ねんえき
生物が分泌する粘りの大きい液体の総称。動物、植物の上皮組織にある粘液腺(せん)より分泌される。粘液の化学的組成は生物によってさまざまであるが、一般的には多糖類とタンパク質、たとえばムコ多糖類やプロテオグリカンなどを主成分とするものが多い。魚類や両生類などの脊椎(せきつい)動物、環形動物や軟体動物など多くの無脊椎動物の表皮から分泌される粘液は表皮の保護に役だつといわれている。脊椎動物の種々の器官の内壁は粘液によって覆われ、粘膜とよばれる。粘液は上皮の保護以外にも種々の機能をもち、とくに濾過(ろか)摂食をする軟体動物や環形動物などでは、餌(えさ)となる粒子の捕捉(ほそく)と運搬に重要な役割を果たす。植物においても、ムシトリスミレやモウセンゴケのような食虫植物では、粘液は昆虫などをとらえる機能をもっている。サボテンやコンブには内部に粘液をためた、特別な形をした分泌組織があり、粘液管といわれる。細菌にも粘液状被膜をもつものがある。
[村上 彰]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
ねん‐えき【粘液】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「粘液」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●粘液の関連情報