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精油【せいゆ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

精油
せいゆ
essential oil
植物体を水蒸気蒸留して得られる芳香をもつ油状物質。しかし現在では圧搾法,溶剤抽出法などによっても類似のものが得られている。一般の食用油と異なり,炭化水素 (テルペンなど) や含酸素化合物 (アルコールアルデヒドなど) など種々の揮発性物質を含む。化粧品や食品の香料として用いられる。樟脳油薄荷油はその代表的なもの。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せい‐ゆ【精油】
植物から得られる芳香のある揮発性の油。樟脳(しょうのう)油薄荷(はっか)油など。芳香油

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

精油
 エッセンシャルオイル,揮発性油,芳香油ともいう.植物の香り成分を抽出した芳香のある油.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

せいゆ【精油 essential oil】
植物から採取される芳香をもった揮発性油をいう。芳香油aromatic oilとも呼ばれる。とくに花に含まれる精油を花精油essential flower oilといい,精油のうちでは最も高価である。精油は植物の香気主体であり,植物の種類により異なるが,テルペン類,芳香族アルデヒド,ケトン,フェノールまたはアルコール類,各種エステル類の混合物である。古来,インド,ペルシア,オリエント諸国,ギリシアエジプトなどで種々の植物の花,果実,葉,などから香料として採取されており,香料,医薬用または宗教用にも重用されてきた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

せいゆ【精油】
植物の花・葉・果実などから得られる芳香のある揮発性の油。テルペン系化合物・芳香族化合物などから成り、水蒸気蒸留や圧搾・抽出によって分離される。薄荷はつか油・丁子ちようじ油など。芳香油。
原油を精製すること。また、精製された石油。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

精油
せいゆ
essential oil
植物の枝葉、根茎、木皮、樹幹、花、つぼみ、果実などから得られる特有の芳香をもつ揮発性の油で、芳香油ともいう。一般に水より軽く、菜種油、やし油などの油脂類のようにグリセリドではなく、性質が異なっているので、植物の「精」という意味から精油として区別している。植物のもつ芳香の主体であり、古来人類の生活に香料としての価値を評価されてきた。精油を産する植物(その多くはハーブとよばれるものに属する)の種類は比較的限られており、商業生産される精油の母体は、全世界に分布する植物の数に比べてきわめて少ない。
 精油は通常数十種以上の成分の複雑な混合物であり、同一植物から得た精油でも、その部位、産地、気候、取扱い法が異なれば、精油の成分やその比率も変わってくる。
 植物から分離するには、(1)水蒸気蒸留法、(2)圧搾法、(3)抽出法がある。精製法としては、液体のものは蒸留または脱色、固体のものは昇華または再結晶法がある。精油は、それぞれ特有の香気を有し、熱や空気に接触すると変質しやすく、比較的不安定である。また、強い殺菌力、防腐力を有している。精油の成分は化学的にはアルコール、アルデヒド、ケトン、酸、エステルなどの含酸素化合物と、モノおよびセスキテルペン系炭化水素とに大別される。精油の香気や風味に関係を有するのは前者であり、後者は水に溶けにくく、空気酸化を受けて変質しやすいので、香気や風味に対してはむしろじゃまになる物質といえる。[佐藤菊正]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せい‐ゆ【精油】
〘名〙
① 植物の枝葉、根茎、木皮、果実、花、つぼみ、樹脂などから得られる芳香のある揮発性の油状物。樟脳油、薄荷油など。水蒸気蒸留法、圧搾法、抽出法などで分離し、精製してつくる。化粧品、石鹸、香水、食料品などの香料原料として、また、アロマテラピーなどに用いられる。芳香油。
※植学啓原(1833)三「精油、餾油也、餾芳草而得、果実或有此油之処
② 原油を精製すること。また、精製した石油。
※日本のむこ殿(1955)〈読売新聞社会部〉石油「値段は精油と運賃から出るわけだから」

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

精油
セイユ
essential oil

芳香油ともいう.種々の植物の花,葉,果実,果皮,根,茎などから水蒸気蒸留法,抽出法,圧搾法,浸出法,吸収法などの方法によって得られる特有の芳香をもつ揮発性の油で,アニス油,くへんとう油,ジャスミン油,ばら油ベルガモット油など1500種類以上にものぼる.一般には水に不溶,エタノール石油エーテルクロロホルムベンゼンなどの有機溶剤や脂肪油などに可溶.その主成分は,(C5H8)n の組成をもつモノテルペンおよびセスキテルペン炭化水素と,これらのアルコール,アルデヒド,ケトン,エステル類およびフェノール誘導体などである.化粧品,食品,せっけんなどの香料に用いられる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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