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精液【せいえき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

精液
せいえき
semen
男性の性器から射出される液体精子のほかに精巣 (睾丸) ,精巣上体 (副睾丸) ,精管精嚢前立腺尿道球腺などの分泌物の混合したもので,特有の臭気をもつ。1回に放出される精量は平均 2.0~4.0mlで,1ml以下あるいは 5ml以上ある場合は,精子数の減少する場合が多く,しばしば不妊の原因となる。この精液 1mlに約 5000万~1億個の精子が入っている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せい‐えき【精液】
雄性生殖器でつくられる、精子を含む粘りけのある分泌液精水
純粋な液。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

精液
 性行為の絶頂感とともに男性が射出する液で,精嚢,前立腺,尿道球腺,尿道腺などの分泌物の混合液

出典:朝倉書店
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家庭医学館

せいえき【精液】
 精液は、精子(せいし)と液体部分(精漿(せいしょう))からなる乳白色、ゼラチン状、不均質な液体です。アルカリ性で、特有のにおいをもっています。精漿の大部分は、精嚢(せいのう)と前立腺(ぜんりつせん)からの分泌液(ぶんぴつえき)です。
 1回の射精量は約2~6mℓ、含まれる精子の数は1mℓに4000万以上で、射精直後の精子で運動しているものは60%以上あります。
 精液中に精子がまったくない状態を無精子症(むせいししょう)、精子はあるが非常に少ない状態を乏精子症(ぼうせいししょう)といいます(「男子不妊症」)。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

せいえき【精液 semen】
雄の動物が産生し体外に放出する,精子を含んだ液体を一般に精液というが,ヒトでは性交手淫夢精などの性的興奮のもとに男性尿道口から射出される液体で,射精液ともいわれる。ただし,死体にみられる精液の漏出生前の性的興奮を意味するものではない。以下ヒトの精液について述べる。1回の射精量は年齢,射精頻度などにより異なるが,2~3日の禁欲で2~3mlである。精液は弱アルカリ性で,成分としては果糖が多く(200~500mg/dl),その他クエン酸,亜鉛などが含まれている。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

精液
せいえき
semen

性交、手淫(しゅいん)、夢精などによって男子尿道から射出される液で、精巣(睾丸(こうがん))、精巣上体(副睾丸)、精管、精嚢(せいのう)、前立腺(せん)および球尿道腺などの分泌物が混合したものである。大きく分けて二つの要素よりなる。その一つは精液の大部分を占める液体成分(精漿(せいしょう))であり、他の一つはごく一部を占める細胞成分(精子)である。精巣の精細管でつくられた精子は精巣網に集まり、精巣上体の中を通過する間に成熟して精巣上体尾部に蓄えられ、性交その他によって性感が高まると精管の蠕動(ぜんどう)運動により速やかに精管膨大部へと送られ、性的興奮が最高に達すると精嚢分泌液や前立腺分泌液とともに尿道外に射出される(射精)。精子は射出されるまで運動していない。精子は妊娠成立にもっとも重要な因子であるが、精漿もまた精子への栄養を与えたり妊孕(にんよう)能力を与えたりする重要な生理作用を有する。精液はクリの花を思わせる一種独特の臭気を有する乳白色の分泌液で、射出直後は漿液性の前立腺分泌液とゲル状の精嚢分泌液が混在しその間に精子がみられるが、常温に30~40分くらい放置しておくと液化して均一になる。1回の射精液量は普通2~6ミリリットルであり、WHOでは2ミリリットル以下を精液過少症または精液減少症、精液がまったく出ないのを無精液症といい、不妊の原因となる。また6ミリリットル以上を精液過多症という。一方精子数は精液1ミリリットル中に2000万以上あるのが正常(WHOの基準)で、これ以下を乏精子症、まったく精子の認められないものを無精子症といい、これらも不妊の原因となる。このほか妊娠に関与する因子として精子の運動率(50%以上が正常、WHO基準)や精子の形態(50%以上が正常形態、WHO基準)などがある。

[白井將文]

動物の精液

雄性生殖器において生成された精子とこれを浮遊させる精漿とよばれる体液をあわせていう。精子と精漿の割合、精漿の成分は動物の種類や個体によって異なる。生殖時には交尾によって雌性生殖器の分泌物と混合し希釈される。ただし体外受精の水生動物(魚、ウニ、ホヤなど)では、陸水、海水などの環境水に放精され希釈される。精子はこれによって初めて受精能や運動能を獲得する場合が多い。未希釈のまま体外に取り出したものをドライ・スパームdry spermという。精漿は、無機イオンのほかに、前立腺や貯精嚢などに由来するタンパク質、プロスタグランジンなどの生理活性物質、果糖などのエネルギー源物質を含む。ただし、エネルギー源をグリコーゲン(頭足類など)やクレアチンリン酸(ウニなど)の形で精子中に蓄えているものもみられる。

[馬場昭次]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せい‐えき【精液】
〘名〙
① 純粋なしる。まじりけのない液。また、体内を循環する液体。
※病論俗解集(1639)「津液(セイヱキ) 脾胃にて、こなしたる水穀の、はなやかなるうるほひが一身の表裡に流通して身を、うるほす也。其れを津液と云」
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉八「此の時自(おのづ)から精液(セイエキ)と、渣滓(さし)とを分別(わか)つ」 〔湛方生‐七歓〕
② 動物の雄性生殖器から分泌する液体。精子とそれを浮遊させる精漿とからなる。精水。スペルマ。ザーメン。〔十巻本和名抄(934頃)〕
③ 肥満した人の皮膚ににじみ出た体液、または脂肪。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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