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精霊【しょうりょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

精霊
しょうりょう
盆に迎え祀る祖霊をいい,盆様,先祖様などの名もある。天寿をまっとうして普通に死んだ者の霊は,死後 33年なり 50年なりの弔い上げを終ると,死体から分離して清らかな霊質 (祖霊) となり,正月,盆や農耕儀式のおりおりに,子孫のもとを訪れて見守ってくれるものと考えられた。盆の頃に飛ぶ赤とんぼを精霊とんぼともいって,先祖様がこのとんぼに乗って帰ってくるという地方もあるが,一般には迎え火を焚いて迎える形が多い。早いところで盆月の7日から 10日前後,新盆の家では少し早くから,高灯籠を立てたり迎え火を焚いたりする。また,精霊は墓から帰ってくると考え,墓から家までの道の草を刈り,背負いばしごを背にして墓へ行き,先祖様を背に負うしぐさをして,家まで迎える形をとることも多い。盆花とともに山から迎えるところもあり,山で大火を焚いて迎え火にするところもある。竿灯や投げ松明 (たいまつ) なども,迎え火の一つの形である。こうして家々に迎えた精霊には,盆棚を設けて種々の供物を上げ,仏壇から位牌を出し並べて祀る。精霊送りは 15日か 16日にする地方が多い。迎えるときは墓や山から迎える形が多いが,送るときは川や海に流し送るものが多い。このときも送り火を焚くほか,盆棚に供えた供物をはすの葉や里いもの葉に包んで,川ばたや海岸に置く。あるいは麦わらや板で精霊舟をつくり,供物,灯明,線香などを積込み,沖へ流す地方も少くない。 (→盆行事 )  

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精霊
せいれい
spirit
動植物その他の事物に宿り,そこを出入りし,あるいは空中に浮遊するとされる超自然的存在をいう。これは非人格的存在と人格的存在を含む。 E.B.タイラーは宗教の起源と本質を「霊的存在への信仰」と規定し,このなかに霊魂死霊,精霊の3つを含めた。しかしこれらの霊的存在は,社会によって明瞭に区別されているとはかぎらないし,神と精霊との区別がなされていない社会もある。アフリカのヌエル族クウォスは精霊でもあり神でもある。万物の創造主としての精霊は人間の裁判官でもあり,神の観念に似ている。空気の精霊は人に災いを与える。などで死んだ人間の精霊は空に住む。以上は「上」の精霊で,「下」の精霊にはトーテムの精霊がある。一般に精霊崇拝呪術信仰,祖先崇拝シャーマニズムなどの基盤をなしている。

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デジタル大辞泉

しょう‐りょう〔シヤウリヤウ〕【精霊/聖霊】
死者の霊魂。みたま。
精霊祭り」の略。 秋》「―に戻り合せつ十年ぶり/丈草

出典:小学館
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せい‐れい【精霊】
万物の根源をなすとされる不思議な気。精気。
あらゆる生物・無生物に宿り、また、その宿り場所を変え、種々の働きをするとされる超自然的存在。
死者のたましい。霊魂。

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世界大百科事典 第2版

せいれい【精霊】
山川草木あるいは人工物の中や背後にあると考えられている宗教的な存在。しばしば祖霊,守護霊,妖怪などとして現れる。アニミズム

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

せい‐れい【精霊】
〘名〙
① 万物の根源をなすという不思議な気。精気。精神。
※伊勢二所皇太神宮神名秘書(1285)「件神者。天神地祇之大祖。国家万物之精霊也」 〔書言字考節用集(1717)〕 〔易経疏‐繋辞上〕
② 山川、草木、無生物など種々の物に宿るとする魂。原始宗教の崇拝の対象となる。
※太平記(14C後)一三「如何様是金鉄の精霊(セイレイ)なるべしとて」
③ 肉体から解放された自由な魂。死んだ人のたましい。霊魂。精魂。聖霊。
※光悦本謡曲・皇帝(1516頃)「これは武徳年中に贈官せられし鍾馗大臣の精霊なり」 〔左思‐呉都賦〕
④ 肉体に対し、人間の心。精神。
※あめりか物語(1908)〈永井荷風〉旧恨「一歩進めれば肉体と精霊の格闘」

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