●糖タンパク質(糖蛋白質)【とうたんぱくしつ】
世界大百科事典 第2版
とうたんぱくしつ【糖タンパク質(糖蛋白質) glycoprotein】
糖鎖を共有結合したタンパク質を糖タンパク質,あるいはグリコプロテインとよぶ。かつては,糖含量の多いものをムコタンパク質,少ないものを糖タンパク質とよんだが,現在ではこの区別はない。糖タンパク質は生物界に広く分布する。たとえば血漿(けつしよう)のタンパク質は,血清アルブミン以外のものはほとんどすべて糖タンパク質であり,その中には免疫グロブリン,補体,生殖腺刺激ホルモン,フィブリノーゲン,トランスフェリンなどが含まれる。
出典:株式会社平凡社
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