●紀伊山地【きいさんち】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
紀伊山地
きいさんち
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デジタル大辞泉
きい‐さんち【紀伊山地】
[補説]吉野・大峰(吉野山、吉野水分神社、金峰神社、金峰山寺、吉水神社、大峰山寺)、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、青岸渡寺、補陀洛山寺、那智の滝、那智原始林)、高野山(金剛峰寺、丹生都比売神社、丹生官省符神社、慈尊院)と、その三つを結ぶ参詣道である大峰奥駈道、熊野参詣道(中辺路(なかへち)・小辺路(こへち)・大辺路(おおへち)・伊勢路(いせじ))、高野山町石道(ちょういしみち)は、平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の名で世界遺産(文化遺産)に登録された。
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世界大百科事典 第2版
きいさんち【紀伊山地】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
紀伊山地
きいさんち
近畿地方南部、紀伊半島を構成する山地。紀ノ川、櫛田川(くしだがわ)を結ぶ中央構造線以南の西日本外帯に属し、地層は北から古生層、中生層、第三紀漸新層と帯状に配列する。地形も地層配列の影響を受け、中央構造線の方向に並行して褶曲(しゅうきょく)山脈が東西走するが、山地中央部では、半島の最高部をなす八剣山(はっけんざん)(1915メートル)、釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)(1800メートル)などを連ねる大峰山脈(おおみねさんみゃく)と、その東側の高見山(1248メートル)から大台ヶ原山(1695メートル)を連ねる台高山脈(だいこうさんみゃく)、西側に護摩壇山(ごまだんざん)(1372メートル)などを含む紀和山脈の3列が南北走する。この間を流れる河川もその影響で紀ノ川、有田(ありだ)川、日高川、富田(とんだ)川などは西流し、櫛田川、宮川は東流するが、日置(ひき)川、古座(こざ)川、熊野川(北山川、十津(とつ)川)は南流する。山地は壮年期の険しい山容を示すが、際だった山頂はなく等高性で、大台ヶ原山や高野山(こうやさん)には山頂平坦(へいたん)面があり、山地は全体として隆起準平原の特徴を示している。
[小池洋一]
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精選版 日本国語大辞典
きい‐さんち【紀伊山地】
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