@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

約束手形【やくそくてがた】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

約束手形
やくそくてがた
promissory note
振出人がその相手方である受取人または,その指図人に対し,一定の金額の支払いを約束する手形為替手形が支払人にあてて一定金額の支払いを委託する証券 (支払委託証券) であるのに対して,約束手形は一定の金額の支払いを約束する証券 (支払約束証券) である点が異なる。沿革的には為替手形と同じく,ヨーロッパにおいて中世以降用いられ,銀行制度発達とともに一般化した。経済的には,通常の金銭消費貸借において,借主貸主に対して,いわば消費貸借証書の代用 (貸付手形) として利用し,あるいは売買代金の支払いの方法として用いられ (商業手形) ,これにより買主は代金支払期日まで自己の信用を利用できるし,また売主は手形割引によってただちに売買代金を取得できる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

やくそく‐てがた【約束手形】
振出人が、受取人またはその指図人もしくは手形所持人に対し、一定の期日に一定の金額を支払うことを約束する手形。約手(やくて)。→為替手形

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

やくそくてがた【約束手形】
振出人みずからが受取人またはその指図人に対して一定金額(手形金額)の支払を約束した証券。為替手形とともに手形の一種であるが,為替手形が第三者への支払委託の形式をとるのに対して,約束手形はみずから支払を約束する形式をとる点で異なっている。約束手形の振出人は,手形の発行者であるとともに,手形金額支払の主たる債務者でもある。このため,支払人の存在が不要で,引受けや,引受拒絶に基づく遡求の制度がない。 日本の国内で流通している手形の大部分は約束手形である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

やくそくてがた【約束手形】
振出人が、自ら一定の金額を一定の期日に支払うことを約束する手形。振出人が支払いの義務を負うので、手形引受はない。約手やくて

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

約束手形
やくそくてがた
promissory note
振出人が主たる債務者として、受取人その他手形の正当な所持人に対し、一定期日に一定金額を支払うことを約束する手形。振出人が支払人に対し、一定金額の支払委託をする為替(かわせ)手形・小切手とは本質的に異なる。しかし、有価証券、設権証券、流通証券(指図(さしず)証券)、要式証券、無因証券(不要因証券)、文言証券、呈示証券、受戻証券などの点では為替手形・小切手と同様である。為替手形では、振出人は単なる償還義務者にすぎず、引受人が手形上の主たる義務者であるのに対し、約束手形では振出人が手形上の主たる義務者であり、振出人が手形上の絶対的な支払義務者となる。
 約束手形は一般に、代金後払取引(信用取引)での代金支払いの方法として利用されている。たとえば、買い手Aが売り手Bから商品を仕入れるに際して、代金支払いを商品の転売代金の入金により行いたい場合に、Bの承諾を得て、その金額について予定転売時期を満期に、Aの取引銀行を支払場所にして、B宛(あて)に振り出される。この場合、Bは、約束手形を取引銀行で割り引くことにより満期前に代金を回収するか、満期まで待って手形金の支払いを受けるかすることになる。[太田和男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

やくそく‐てがた【約束手形】
〘名〙 振出人が名宛人に対し、一定の金額を一定の期日・場所で支払うことを約束する手形。振出人がはじめから債務者となるので為替手形のような引受はない。約手。〔仏和法律字彙(1886)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

約束手形」の用語解説はコトバンクが提供しています。

約束手形の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation