●純粋理性批判【じゅんすいりせいひはん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
純粋理性批判
じゅんすいりせいひはん
Kritik der reinen Vernunft

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デジタル大辞泉
じゅんすいりせいひはん【純粋理性批判】
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世界大百科事典 第2版
じゅんすいりせいひはん【純粋理性批判 Kritik der reinen Vernunft】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
純粋理性批判
じゅんすいりせいひはん
Kritik der reinen Vernunft ドイツ語
ドイツの哲学者カントの主著で、批判哲学の1番目の著書。1781年刊行され、哲学の歴史に一大時期を画した。カントはこの書で、人間理性の権限と限界とについて端的に問いをたて、学としての形而上(けいじじょう)学の成立の可能性を問うている。すなわち、人間の理性は、感性――より厳密にいえば感性のア・プリオリ(先天的)な形式としての空間・時間――と結合することによって、数学や自然科学にみられるような確実な学的認識を生み出すことができるが、いったん、この感性と結び付いた「現象」の世界を離れて、「物自体」の世界に向かうと、解決不能な問題に巻き込まれて混乱せざるをえない。経験的認識に究極の統一を与えるべき理性の理念は、「統制的原理」として研究の向かう方向を指示する以上のものではありえない。霊魂の不死、自由、神の存在などの理念に積極的規定を与えることは、理論理性ではなく、実践理性の領域において初めて可能になるとされる。
[坂部 恵]
『篠田英雄訳『純粋理性批判』(岩波文庫)』
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精選版 日本国語大辞典
じゅんすいりせいひはん【純粋理性批判】
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旺文社世界史事典 三訂版
純粋理性批判
じゅんすいりせいひはん
Kritik der reinen Vernunft
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