●紫斑病【しはんびょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
紫斑病
しはんびょう
purpura
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デジタル大辞泉
しはん‐びょう〔‐ビヤウ〕【紫斑病】
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栄養・生化学辞典
紫斑病
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家庭医学館
しはんびょう【紫斑病 (Purpura)】
出血傾向(しゅっけつけいこう)などがあって、血管から皮膚や粘膜(ねんまく)の下に赤血球(せっけっきゅう)が出てくる(内出血(ないしゅっけつ))と、そこが紫色にみえることが多く、これを紫斑(しはん)といいます。
紫斑は、浅いところの出血では鮮やかな赤、深いところの出血では暗い紫色で、時間とともに褐色から黄色に変化します。この紫斑がおもな症状である病気を紫斑病(しはんびょう)といいます。
したがって、紫斑病の原因は、出血傾向をひきおこす原因でもあって、大きく分けると、血管の病的な変化、血小板(けっしょうばん)の異常、血液凝固(けつえきぎょうこ)のしくみの異常となります。
さらに、これらの異常が先天的な遺伝に関係しておこるものと、後天的におこるものに分けられます。また、その異常が1つの病気として独立しておこるもの(特発性(とくはつせい))と、なにか別の病気にともなっておこるもの(続発性(ぞくはつせい)、症候性(しょうこうせい))に分けることもできます。
◎紫斑病のいろいろ
紫斑病の原因のうち、血管に異常があっておこるものを、血管性紫斑病(けっかんせいしはんびょう)といいます。
血管性紫斑病の代表的なものは、アレルギーが原因でおこるアレルギー性紫斑病(せいしはんびょう)です。
このほか、血管壁が破れやすい単純性紫斑病(たんじゅんせいしはんびょう)、老化にともなう老人性紫斑病(ろうじんせいしはんびょう)、血管に異常をおこすような原因があっておこる症候性血管性紫斑病(しょうこうせいけっかんせいしはんびょう)などがあります。
血小板の異常でおこる紫斑病は、血小板の数の異常が原因のものと、質の異常が原因のものに分けられます。
血小板の数の異常によっておこる代表的な病気は血小板減少性紫斑病(けっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)で、自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)の一種と考えられる特発性血小板減少性紫斑病(とくはつせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)、血小板が血管内で固まっておこる血栓性血小板減少性紫斑病(けっせんせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)などがあります。
質の異常によっておこるものの代表には、血小板機能異常症(けっしょうばんきのういじょうしょう)があります。
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世界大百科事典 第2版
しはんびょう【紫斑病 purpura】
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精選版 日本国語大辞典
しはん‐びょう ‥ビャウ【紫斑病】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
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