●紫綬褒章【しじゅほうしょう】
知恵蔵
紫綬褒章
1955年の褒章条例一部改正により、それまで藍綬(らんじゅ)褒章に含まれていた学術等の功労者への褒賞を分離し新設された。ミニ文化勲章ともいわれる。
対象がスポーツ分野に広げられたのは、2002年の閣議決定「栄典制度の改革について」によるもので、それまで原則として55歳以上とされてきた年齢制限も撤廃され、03年秋の褒章から年齢に関係なく授与されるようになった結果、若いスポーツ選手なども多く受章するようになった。
14年春の褒章では23人に紫綬褒章が授与され、同年2月に開催されたソチ・オリンピックで金メダルを獲得したフィギュアスケートの羽生結弦、3月のソチ・パラリンピックで二つの金メダルを獲得したアルペンスキーの狩野亮らが受章した。パラリンピック選手の受章は初めてである。
同種類の褒章を複数回授与される場合は、褒章に代えて飾版(しょくはん=金属製の細長い飾り板。銀と金がある)が授与され、綬に付加される。スポーツの分野では、体操の鹿島丈博、水泳の北島康介、柔道の谷亮子が、銀の飾版を授与されている。
(葛西奈津子 フリーランスライター / 2014年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
しじゅ‐ほうしょう〔‐ホウシヤウ〕【紫×綬褒章】
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勲章・褒章がわかる事典
しじゅほうしょう【紫綬褒章】
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精選版 日本国語大辞典
しじゅ‐ほうしょう ‥ホウシャウ【紫綬褒章】
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
紫綬褒章
しじゅほうしょう
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日本大百科全書(ニッポニカ)
紫綬褒章
しじゅほうしょう
→褒章
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