●細石器【さいせっき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
細石器
さいせっき
microlith
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デジタル大辞泉
さい‐せっき〔‐セキキ〕【細石器】
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世界大百科事典 第2版
さいせっき【細石器 microlith】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
細石器
さいせっき
ミクロリスmicrolithともよばれる小さな石器。幅1センチメートル、長さ5センチメートル以下ぐらいのきわめて小さな石器であり、単独で使用するものではなく、木や骨の柄(え)にはめ込んで使われた。小さいためきわめて軽く、また一定の石材からもっとも長い刃を得ることができる。先史時代にあっては良質の石材は限られており、そのためもっとも能率のよい方向へと石器製作の技術は発展していった。その方向の頂点にあるのが細石器である。後期旧石器時代末期から中石器時代にかけてもっとも盛行し、新旧両大陸ともにみられる。このように世界的にみられるので、その形態、あり方はさまざまである。世界的にみた場合には、小さな石刃(せきじん)の形をあまり変えずに使っている例が多いが、ヨーロッパ、西アジア、北アフリカといった環地中海地域には、長方形、台形、三角形、半円形といった幾何学形をしたものもある。これらは幾何学形細石器とよばれる。
[藤本 強]
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精選版 日本国語大辞典
さい‐せっき ‥セキキ【細石器】
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旺文社世界史事典 三訂版
細石器
さいせっき
2〜3㎝の鋭利な剝片 (はくへん) を加工して作った。鏃 (やじり) ・銛 (もり) ・鎌 (かま) などに使用され,狩猟・漁労・採集技術の進歩を示す。乾燥地帯の遊牧民族では新石器時代にはいっても広く用いられた。
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旺文社日本史事典 三訂版
細石器
さいせっき
小型の刃器を骨・木・角などに刻まれた溝に数個をはめこんで,組合せ道具の刃に使用された。
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