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細菌濾過器【さいきんろかき】

日本大百科全書(ニッポニカ)

細菌濾過器
さいきんろかき
液体中の細菌を濾過によって取り除く装置。基材には陶磁器、アスベスト(石綿)、セルロースまたはプラスチックの膜などを用いるが、この場合、加圧または減圧によって細菌を濾別する。現在、もっとも多く用いられているのはプラスチックの膜(メンブランフィルター)で濾過する方法である。この膜の(あな)の大きさは一定であり、実効孔径が0.3ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)より小さいものが用いられる。ウイルスやファージ液の作製、あるいは血清や重曹水、糖液、ビタミン溶液などの処理といった加熱が不可能な場合とか、加熱によって変質する培養基材料溶液の滅菌などにこの装置は有効である。大規模にはビールを瓶詰めにする前や、ジェット機にジェット燃料を給油する前にこの装置を使って滅菌を行い、細菌やカビによる事故を防止する。空気中の細菌濾過(除去)装置はガラス繊維と不織布でつくられたものやセルロースアセテート基材のフィルターが使われている。[曽根田正己]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

さいきん‐ろかき ‥ロクヮキ【細菌濾過器】
〘名〙 細菌体を漉(こ)して無菌の液を得るための特殊な濾過装置。

出典:精選版 日本国語大辞典
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