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経済変数【けいざいへんすう】

世界大百科事典 第2版

けいざいへんすう【経済変数】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

経済変数
けいざいへんすう
economic variable
経済現象を数量的に把握し、あるいは、その因果関係や法則性を、数学的表現による理論構成に基づいて解明しようとする際、個々の変動する経済要素を一般的に表現するのに用いられるもの。たとえば、家計の消費はその家計の所得に応じて決まり、それらの両者の関係を数量的に表現するならば、消費は所得の一次関数になる、と考えるとする。その場合、消費をC、所得をYと表すことにすると、abをある定数として、この関係は
  CabY
として、一般的に表現されることになる。ここで、CYは各家計について異なった値をとる経済要素であり、それらは、家計の一般的な消費行動を表す数学的関係式のなかに用いられたものであって、経済変数に該当する。また、数学的関係式のなかに用いられなくとも、経済的に変動する特定の要素を一般的に表現しようとするとき、それを経済変数とよぶことも差し支えない。
 経済の動きとは、個々の経済要素の相互関連からなる体系的な動きであって、その構造を数量的なモデルとして取り扱う計量経済学においては、経済変数はその構成要素として基本的に重要な役割を演ずる。そこにおいては、経済変数は、経済体系の外部から与えられると考えられる外生変数と、経済体系内部の相互依存関係から値が決定されると考えられる内生変数とに区別することができる。この区別は、数量モデルが何を対象とするかによって異なるが、一国の経済を対象とする場合には、一般に、労働人口、世界貿易、国際商品価格などは外生変数となり、国民総生産、物価水準、雇用量、生産額などは内生変数となる。[高島 忠]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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