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経済学および課税の原理【けいざいがくおよびかぜいのげんり】

世界大百科事典 第2版

けいざいがくおよびかぜいのげんり【経済学および課税の原理 On the Principles of Political Economy,and Taxation】
古典派経済学の完成者,D.リカード主著。1817年刊。部や編に大別されぬ章のみの構成で,初版(750部)は30章からなり,一見雑然とした感じを与えるが,第1~7章の〈経済学の原理〉編,第8~18章および第22・23・29章の〈課税〉編,そして残りの〈補遺ないし論争〉編,の3部からなるとみなすことができる。リカード理論の骨格をなす第1部では,A.スミスが投下労働論・支配労働論の二元論に放置した価値論を投下労働論で一貫して説明しようとし,またその差額地代論,利潤率低下傾向の問題を中心とする地主・資本家・労働者3階級間の長期的・巨視的分配関係を論じた巨視的動態論,国際貿易における比較生産費説などでも,以後の経済学に大きな影響を与えた。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

経済学および課税の原理
けいざいがくおよびかぜいのげんり
On the Principles of Political Economy and Taxation
リカードの主著。1817年初版。1821年第3版。産業革命がもたらした工業生産力の発展と階級関係の確立を受けて、地主、資本家、労働者の三大階級間の分配法則を探究することを主要課題とした著作。投下労働価値説を基礎に、利潤率が賃金率と相反関係にあること、また、農業投資の拡大は地代を増加させるが利潤率を下落させること、を明らかにして、穀物法反対のための論拠を与えた。国際分業の有益さを説いた比較生産費説、また第3版において、機械の採用は労働者階級に有利であるという旧説を修正したことは有名である。[千賀重義]
『小泉信三訳『経済学及び課税の原理』(岩波文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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