●結晶片岩【ケッショウヘンガン】
デジタル大辞泉
けっしょう‐へんがん〔ケツシヤウ‐〕【結晶片岩】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
岩石学辞典
結晶片岩
出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
けっしょうへんがん【結晶片岩 crystalline schist】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
結晶片岩
けっしょうへんがん
crystalline schist
schist
薄い板を多数重ね合わせたような構造をもち、それに沿って平板状に割れやすい性質の変成岩を片岩というが、片岩のなかで、肉眼によって鉱物粒が認められる程度に粗粒のものを結晶片岩とよぶ。実際には細粒のものをも含めて、薄板状に割れる性質(劈開(へきかい))をもつ変成岩を、広く結晶片岩とよぶことも少なくない。結晶片岩がこのような性質をもつのは、構成鉱物が一定の方向に配列しているためで、変成岩における造岩鉱物の定向配列を片理(へんり)という。片理は結晶片岩の組織上の特徴をいうことばであり、劈開は岩石の機械的性質についての術語である。
結晶片岩の鉱物組成は、変成作用の温度と原岩の化学組成によって規定される。泥質堆積(たいせき)岩が低温で結晶片岩になったものは、白雲母(しろうんも)、緑泥石、曹長(そうちょう)石などからなるが、高温では黒雲母、ざくろ石、藍晶(らんしょう)石などを生ずる。塩基性火成岩からは、低温では緑泥石、緑簾(りょくれん)石、アクチノ閃(せん)石などからなる緑色片岩ができ、高温では斜長石や普通角閃石を主成分とする角閃岩が生成する。結晶片岩は広域変成作用の産物で、変成帯とよばれる広大で帯状の地域に分布する。
[橋本光男]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
けっしょう‐へんがん ケッシャウ‥【結晶片岩】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
化学辞典 第2版
結晶片岩
ケッショウヘンガン
crystalline schist
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)
Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
結晶片岩
けっしょうへんがん
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「結晶片岩」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●結晶片岩の関連情報