●結束【ケッソク】
デジタル大辞泉
けっ‐そく【結束】
[名](スル)
1 ひもや縄などで結んで束にすること。「角材を一〇本ずつ結束 する」
2 志を同じくする者が団結すること。「仲間の結束 が固い」「みんなで結束 して事に当たる」
3 衣服や甲冑(かっちゅう)を身に着けること。身じたくすること。
「夜半に―して、…剣が峰の天頂迄登って」〈漱石・それから〉
1 ひもや縄などで結んで束にすること。「角材を一〇本ずつ
2 志を同じくする者が団結すること。「仲間の
3 衣服や甲冑(かっちゅう)を身に着けること。身じたくすること。
「夜半に―して、…剣が峰の天頂迄登って」〈漱石・それから〉
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
けっ‐そく【結束】
〘名〙
① 物を紐や縄などでしばること。ゆわえること。
※空華集(1359‐68頃)二・白雲不聞師有偈贈恢侍者帰京次韻兼簡西雲東陵東山別源二大老云「上人結束故郷帰、休レ看二天辺野鴨飛一」
※円(1963)〈鈴木武雄〉二「それは、葉銭一〇〇文ずつを銭差しに通したものを二〇差しずつ結束したものであった」 〔瑯
記‐巻上〕

② 束縛すること。拘束。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一一「思ふに尋常(よのつね)の喜怒哀楽は、曾て此人の感情をして、結束(ケッソク)せしむるに足らざるならん」 〔李白‐古風〕
③ 志を同じくする者が互いにかたく結合すること。団結。結集。
※日本外史(1827)一「衆乃結束北還」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二「皆結束して塾の庭に勢揃へする頃は」
④ 身支度をすること。衣服や甲冑(かっちゅう)などを身につけること。結装。
※玄武朱雀(1898)〈泉鏡花〉八「自然に、悠々として、件の結束した灰色に水を浴せたやうな月下の姿は近くなった」 〔異苑‐巻八〕
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