●結【ケチ】
デジタル大辞泉
けち【▽結】
「右の大殿の弓の―に、上達部、親王達多く集へ給ひて」〈源・花宴〉
2 囲碁の終盤戦で、まだ決まらない目を詰めること。また、その目。駄目。闕(けち)。→結(けつ)
「碁打ちはてて、―さすわたり、心疾(こころと)げに見えて」〈源・空蝉〉
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けつ【結】
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けつ【結】[漢字項目]
[学習漢字]4年
1 ひもなどでむすぶ。むすびつける。「結髪/直結・連結」
2 組み立てる。構造物・組織体を造る。「結構・結社・結成・結党」
3 ばらばらのものを一つにまとめる。まとまる。「結合/集結・妥結・団結」
4 固める。固まる。「結石・結節・結氷・結露/凝結・凍結」
5 しめくくる。終わりになる。「結果・結局・結末/完結・帰結・終結」
6 ふさがる。「鬱結(うっけつ)・秘結」
[名のり]かた・ひとし・ゆい
[難読]網結(あみず)き・結願(けちがん)・結城(ゆうき)
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世界大百科事典 第2版
けつ【結】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
結
ゆい
語源的には結う、結ぶ、結合、共同などを意味し、地域社会内の家相互間で行われる対等的労力交換、相互扶助をいう。地方によってはイイ、ユイッコ、エエなどとよばれ、また中国・四国地方のように手間換(てまがえ)、手間借(てまがり)と称する所もある。結は催合(もやい)とともにわが国の伝統的な共同労働制度の一つであるが、催合の慣行がかつて漁村で盛んで現在は衰退しつつあるのに対し、結は農山村で盛んで、現在も田植、稲刈りなどさまざまな機会に行われている。結における労力交換では、多くの場合、働き手として出動する個人の労働力の強弱はあまり問題とはされないが、一人前の人間が1日提供してくれた労力に対しては、かならず1日の労働で返済することが基本で、金銭や物で相殺することを許さない点に特徴がある。結は農耕作業で行われることが多く、起源もそこにあると考えられるが、実際の機会はそれにとどまらず、屋根の葺替(ふきか)え作業における茅(かや)の切出しや縄ないなどでもよく行われた。
そのほか奇抜なものとして、秋田県では共同で按摩(あんま)の練習をすることを結按摩とよんでいたし、結で髪を結い合うなどの例もあり、結の意味が共同という範囲にまで拡大して解釈されることが少なくなかった。
[野口武徳]
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精選版 日本国語大辞典
いわ・える いはへる【結】
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いわ・く いはく【結】
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かた‐な・す【結】
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かた・ねる【結】
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けち【結】
(2)①と②は勝負を決着させるという共通の意味をもつが、賭弓や囲碁の特定の世界での語であり、一般の用語で決着の意味に用いた例は見出しがたい。
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けつ【結】

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けっ・しる【結】
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けっ‐・する【結】
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むすば・る【結】
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むすばわ‐・る むすばは‥【結】
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むすぼお・る むすぼほる【結】
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むすぼおれ むすぼほれ【結】
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むすぼ・る【結】
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むすぼれ【結】
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むすぼ・れる【結】
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ゆい ゆひ【結】
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ゆ・う ゆふ【結】
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ゆす・ぶ【結】
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ゆわ‐・う ゆはふ【結】
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ゆわ・える ゆはへる【結】
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ゆわ・く ゆはく【結】
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かた・ぬ【結】
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けっ‐・す【結】
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旺文社日本史事典 三訂版
結
ゆい
短期間に多くの労働力を要する農業労働(田植え・稲刈など)や屋根葺などのとき,漁村では網曳きなどのとき行われ,「由比」などの地名を残している。古くからの民俗で,日雇労働の発達にともなって衰退した。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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