●給田【きゅうでん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
給田
きゅうでん
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デジタル大辞泉
きゅう‐でん〔キフ‐〕【給田】
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世界大百科事典 第2版
きゅうでん【給田】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
給田
きゅうでん
荘園(しょうえん)領主が荘官らに職務給として与えた田地。預所(あずかりどころ)、検校(けんぎょう)、下司(げし)、公文(くもん)、沙汰人(さたにん)、刀禰(とね)などの荘園管理機関や、鍛冶(かじ)、皮造(かわつくり)、紙漉(かみすき)、土器作(かわらけつくり)などの手工生産者、梶取(かんどり)などの運輸担当者に対する給田がある。給田を与えられた給主は、その田地の年貢(ねんぐ)・公事(くじ)を免除され、その分を自己の収入とした。土地台帳である検注帳では、給田は「除分」や「立用(りゅうよう)」(支出の意)の項に記載され、領主の収入予定から除外された。給田の経営法には、給主が所従(しょじゅう)・下人(げにん)の労働力を用いて直接経営する場合と、一般農民に請作(うけさく)させて地子(じし)をとる場合がある。給分として名田(みょうでん)を与えられる給名(きゅうみょう)は公事免(雑免(ぞうめん))で、公事のみ給主の収入となり、年貢は領主に納めた。
[阿部 猛]
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精選版 日本国語大辞典
きゅう‐でん キフ‥【給田】
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旺文社日本史事典 三訂版
給田
きゅうでん
畠の場合は給畠という。年貢・公事 (くじ) は免除されている。下人や所従を使って耕作したり,一般百姓に請作 (うけさく) させたりした。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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