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統一科学【とういつかがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

統一科学
とういつかがく
einheitliche Wissenschaft; unified science
物理学主義 physicalismともいう。ウィーン学団に属する R.カルナップ,O.ノイラートらが唱えた論理実証主義的な立場主張。彼らは,物理学言語は普遍言語であって,単にいわゆる自然科学だけではなく哲学や心理学などのいわゆる精神科学の命題プロトコル命題 Protokollsatz (検証可能な原子命題) に還元され,物理的言語で表現され,物理学的命題から構成されうるとして,従来新カント派などの科学の区分に反対して,個別科学を一つの統一的科学としてとらえようとした。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

とういつ‐かがく〔‐クワガク〕【統一科学】
《〈ドイツEinheitswissenschaft論理実証主義の立場から、物理学を基礎にして諸科学を一貫した体系に統一しようという主張。また、その運動ウィーン学団カルナップ・ノイラートらが代表者。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

とういつかがく【統一科学】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

とういつかがく【統一科学】
すべての科学はその方法において一つであるという認識に立ち、論理実証主義の立場から物理学を基礎にして諸学を統一しようという主張およびその運動。ウィーン学派のシュリック・カルナップ・ノイラートらが中心となる。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

統一科学
とういつかがく
unified science英語
Einheitswissenschaftドイツ語
科学の各個別領域を、原理に基づいた一貫した体系として組織しようとする試みで、とくにウィーン学団のそれをさして用いられる。天文学、力学、化学、生物学などの科学のいろいろな分野を統一的に把握することは、古くから哲学者によって考えられてきたが、「統一科学」と固有名詞的にいわれるのは、その問題に対して、1930年代にウィーン学団の論理実証主義者によって試みられた考え方をさす。カルナップ、ノイラートらがその代表者である。論理実証主義者は、言語主義、還元主義、の二つの原理によって統一科学を試みた。
 言語主義とは、科学の各分野の統一の問題を考えるにあたり、用いられている言語に注目して、その論理的な関係を分析し、公理的な演繹(えんえき)体系として統一科学を試みたことをいい、還元主義とは、科学の各分野すべてを一領域に還元できるという考え方であり、その領域としては、直接経験を表す感覚所与、あるいは物理学が考えられた。この二つの原理に対しては、論理実証主義の外部からさまざまな批判がなされたが、その内部でも、還元を実行しようとするとさまざまな困難のあることがわかり、当初の試みは挫折(ざせつ)し、統一科学ということばも、しだいに使われなくなっていった。[横山輝雄]
『エイヤー著、吉田夏彦訳『言語・真理・論理』(1955・岩波書店) ▽フィードラー著、岩崎允胤訳『自然科学と社会科学の統一』(1971・大月書店) ▽ライヘンバッハ著、市井三郎訳『科学哲学の形成』(1955・みすず書房)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

とういつ‐かがく ‥クヮガク【統一科学】
〘名〙 (Einheitswissenschaft の訳語) 論理実証主義の立場に基づいて、専門分化した各分野の科学を一つの統一的な科学にまとめることができるという主張。いっさいの科学は、共通の言語と共通の科学的方法をもつという前提に立つ。一九三〇年代、オーストリアの哲学者O=ノイラートなどが提唱。

出典:精選版 日本国語大辞典
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