●絵詞【エコトバ】
デジタル大辞泉
え‐ことば〔ヱ‐〕【絵▽詞】
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世界大百科事典 第2版
えことば【絵詞】
絵巻の基本的な形態。物語の本文を書いた紙と絵をかいた紙とを,交互に継いで連ねたもの。詞を先とし,絵の部分をその後に続ける。紙を重ね合わせてとじることもある。絵は,墨書きの上に幾度か彩色を施して再び輪郭の線を墨で書き入れる作り絵の描法をとることも,白描でなされる場合もある。普通,絵は絹布にかくが,物語を絵にする場合は〈帋絵(かみえ)〉といい,料紙にかくのを常とした。《明月記》天福1年(1233)3月20日条に〈源氏の絵〉とあり,《看聞日記》には,永享10年(1438)5月16日条以下〈源氏絵〉に関する記事がたびたび見えており,同年9月14日条には,〈絵詞〉を経師に〈切続(きりつぎ)〉させたとの記事がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
絵詞
えことば
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