●絶縁体【ぜつえんたい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
絶縁体
ぜつえんたい
insulator
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デジタル大辞泉
ぜつえん‐たい【絶縁体】
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世界大百科事典 第2版
ぜつえんたい【絶縁体】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
絶縁体
ぜつえんたい
電気を通さない物質をいう。金属のように電気をよく通す物質を導体というのに対比させて、不導体、不良導体ともいう。また、誘電体ともいう。ガラス、ゴム、木、プラスチック、エボナイト、油などは絶縁体の例である。絶縁体は第一に、電気を絶縁するために用いる。このとき注目すべき性質は、何ボルトの電圧まで耐えられるかという性質である。これを絶縁耐圧という。この電圧以上の電界が絶縁体に作用するとき、それは急速に電気を通すようになり、絶縁体内に放電がおこって破壊してしまう。これを絶縁破壊という。絶縁耐圧の大きな物質ほど薄い層で大きな電圧に耐えることができる。
絶縁体を電界(電場)の中に置いたときの分極現象に注目するとき、これを誘電体とよぶことが多い。誘電体の電気的な性質は誘電率によって表される。誘電率とは、コンデンサーにおいて、電極の間が真空の場合の電気容量をC0、電極の間を誘電体で満たした場合の電気容量をCとするとき、比C/C0をいう。絶縁体を電気材料としてみるとき、これらの電気的性質のほかに、機械的性質、温度特性も重要な性質となる。なお、絶縁体といえども多少は電気を通す性質がある。水晶、プラスチックなどはこの性質が少なく非常によい絶縁体であるが、水は、とくにすこしでも塩類を溶解していると、わずかではあるが電気を通す。静電気では、水を導体として扱ってよい場合もある。
[山口重雄]
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精選版 日本国語大辞典
ぜつえん‐たい【絶縁体】
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化学辞典 第2版
絶縁体
ゼツエンタイ
insulator
電気を伝えない物質.[別用語参照]半導体
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