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【つな】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


つな
rope
繊維または鋼線を長くより合せたもので,物を結びつなぐのに用いるほか,産業用などに多くの用途をもつ。古くから植物繊維あるいは皮 (極寒地) を材料とするものが,あらゆる民族により用いられた。現在では用途に応じて用材も多様化し,天然繊維によるもののほか,合成繊維によるもの,鋼線をより合せたものなど種類も多数ある。用途は漁具,船具などの水上用から,運輸鉱業林業,建築業などで用いる陸上用まで幅広く,またスポーツ用 (登山用ザイルなど) ,家庭用としても重要な用途がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

こう〔カウ〕【綱】
生物分類学上の基本階級の一。の下、の上に位置する。
[補説]門と綱の間に亜門上綱などの階級が置かれることがある。例えば、脊索動物門の脊椎動物亜門に属する顎口上綱は哺乳綱・鳥綱・爬虫綱・両生綱・条鰭綱(硬骨魚類大部分)・軟骨魚綱などに分けられる。

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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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こう【綱】[漢字項目]
常用漢字] [音]コウ(カウ)(呉)(漢) [訓]つな
〈コウ〉
太いつな。「綱維
物事を統括する大筋。「綱紀綱領政綱大綱要綱
生物学で、大きな区分け。「哺乳綱」
〈つな(づな)〉「命綱手綱(たづな)横綱

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つな【綱】
植物の繊維や針金などをより合わせて長くつくったもの。ロープ。
心身が不安・危険な状態にあるとき、すがって頼みとするもの。「命の」「頼みの
相撲で、横綱のこと。
[用法]つな・なわひも――太さでは、一般的に綱、(ひも)の順に細くなる。材料・形状については、綱は繊維や針金をより合わせたもの。縄は主にのわらをより合わせたものだが、他の材料を用いる場合に、「麻縄」「しゅろ縄」などのように言うこともある。◇「紐」は繊維をより合わせたもののほか、紙・布・ゴムなどのより合わせていないものにも言う。◇用途面では、「綱」は主に、何かを支えたり引っ張ったりする。「命綱をつけて海に飛び込む」「引き綱」。「縄」は「罪人を縄で縛る」「を縄で縛って担ぐ」など縛るのに用いる。「紐」は結び付けることに用途の中心がある。「靴紐を結ぶ」◇外来語「ロープ」(英語)は「綱」「縄」の範囲で「紐」は含まない。「ザイル」(ドイツ語)は、もっぱら登山用の綱。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

つな
1756-1769 江戸時代中期の女性。
宝暦6年生まれ。若狭(わかさ)(福井県)遠敷(おにゅう)郡の奉公先で明和6年6月11日,主家の幼児の子守中に(おおかみ)におそわれ,自らはかまれながらも幼児をまもり死んだという。14歳。のち領主酒井氏によって「忠烈綱女之」と刻したがたてられた。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

つな【綱】
繊維をそろえて撚り(より)をかけ,物を結んだりする材料には,糸,紐,縄,綱などがあるが(〈〉〈〉および〈ロープ〉の項目参照),これらには厳密な区別はない。日常的には糸が最も細く,紐,縄と太くなり,綱が最も太いものを指すことばとして用いられることが多い。 古くはを〈都那(つな)〉と称した。綱は実用的な用途のほか,綱引き,蛇綱,綱掛けなど神事や呪術にも多く用いられる。綱はしめ縄や横綱の綱も含めて標(しめ)として内と外のや神域を表示し不浄やを隔離するところから,正月には〈綱掛け祭〉といって大綱を村の出入口や境にかけ悪疫災厄が村に侵入するのを防ぎ,村の一年の平安を祈願する行事がある。

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こう【綱】

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大辞林 第三版

こう【綱】
生物分類上の一段階。門の下位、目の上位に位置する。脊椎動物門の哺乳綱・鳥綱・爬虫綱など。 → 亜綱

出典:三省堂
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つな【綱】
植物の繊維、または針金などを長く撚り合わせたもの。物をつなぎとめるのに用いる。索。ロープ。 -を引く
よりすがって頼みとするもの。 命の- 頼みの-も切れた
相撲で、横綱の力士が締める太い注連縄しめなわ。横綱。 -を締める -を打つ
[句項目] 綱を張る

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日本大百科全書(ニッポニカ)


こう
生物を分類するとき類別に用いる一段階の名称。門(もん)と目(もく)の間に置かれる段階であって、通常かなり広い範囲にわたる生物群を包含するが、それらは外見が多様であっても、共通した明らかな特徴を備えている。たとえば、脊椎(せきつい)動物門には綱として無顎(むがく)類(円口類)、軟骨魚類、硬骨魚類、両生類、爬虫(はちゅう)類、鳥類、哺乳(ほにゅう)類が含まれ、外見からも明らかに区別できるが、脊椎をもつことで共通している。ただし、分類するとき各類をどの段階に置くかは学者間でかならずしも一致しないし、また研究の進展によっても変わってくる。[中根猛彦]

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精選版 日本国語大辞典

こう カウ【綱】
〘名〙
① つな。おおづな。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「米国の水運は、大河湖を仰ぎて其綱とし」
② おおもと。根本のきまり。綱領。〔史記‐夏本紀〕
③ 「こうてい(綱丁)」の略。
※続日本紀‐天平勝宝八年(756)一〇月丁亥「以五分論、三分徴綱、二分徴運夫
④ 生物の分類学上、門と目(もく)の間に設ける自然群。普通、体制、生殖器官、生活史など可塑性のほとんどない生物学的特徴を基準にし、万国命名規約に従って定める。大進化の過程では、ほぼ綱に相当する自然群の消長が歴史的に起こったとされる。たとえば脊椎動物門では哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、甲骨魚類、軟骨魚類、無顎類(円口類)の綱に分けられる。綱と目との間に亜綱をおくこともある。〔植物小学(1881)〕

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つな【綱】
[1] 〘名〙
① 縄(なわ)や紐などの太く強いものの総称。植物の繊維や針金などを太く長くより合わせて丈夫にしたもの。ロープ。
※播磨風土記(715頃)餝磨「綱(つな)落ちし処は、即ち藤丘と号け」
※枕(10C終)二七八「御輿の帷子の色つやなどのきよらささへぞいみじき。御つな張りて出でさせ給ふ」
② (比喩的に) すがってたよりとするもの。助けとなるもの。また、その人。
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一「鼠い此の梯を縁(ツナ)として上りて」
※源氏(1001‐14頃)東屋「その方ならで、おもほし放つまじきつなも、侍るをなむ、とらへ所に、頼み聞えさするな」
③ 相撲の、横綱のこと。

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