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緋色【ひいろ】

色名がわかる辞典

ひいろ【緋色】
色名の一つ。やや黄色みのある鮮やかなで、平安時代から用いられた伝統色名。『延喜式えんぎしき』ではあかねしこんで染めた色を深こき緋とし、に次ぐ官位に用いた。その次の官位が茜だけで染めた浅うす緋となる。また茜染の薄い色をそひといい、これは浅緋よりも下の官位に用いられた。一方、茜だけで染めた色には茜色もある。JISの色彩規格ではこの茜色を「こい赤」とし、色は採用していない。一般的に、それぞれを区別する場合は茜色を「やや暗い赤」のイメージ、緋色を「鮮やかな赤」のイメージとする。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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デジタル大辞泉

ひ‐いろ【×緋色】
濃く明るい赤色。深紅色。緋。
銅器につける赤く鮮やかな(とび)色。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

ひいろ【緋色】
深紅色。スカーレット。あけ。
銅器につける鮮やかな鳶とび色。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

緋色
ひいろ
色名の一つ。赤の濃い色。「あけ」ともいわれる。茜(あかね)で染めた濃い赤で、『延喜式(えんぎしき)』によると、深(ふか)緋は茜と紫根(しこん)、浅(あさ)緋は茜で染めるとしている。近世以降、紅(くれない)染めの黄色みのある鮮やかな赤を火色(ひいろ)の赤と混同して、緋とよぶようになった。そこでこれを古代の緋に対して、紅緋(べにひ)ともいっている。また、中国の伝説にある酒好きの猩々(しょうじょう)の顔色から、黒みを帯びた鮮やかな赤を猩々緋とよんだ。古代に、位を示す服色の当色(とうじき)として、孝徳(こうとく)天皇の大化(たいか)3年(647)に錦位(きんい)を真緋(あけ)と定め、持統(じとう)天皇の4年(690)に直位(じきい)を緋とした。また、養老(ようろう)の衣服令(りょう)で、四位が深緋、五位が浅緋とした。平安時代になると、深浅の区別がなくなり、四、五位の者は深緋を用いたが、後期以降、四位は黒を用い、五位のみ緋を用いた。[高田倭男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ひ‐いろ【緋色】
〘名〙
① 緋(ひ)の色。〔書言字考節用集(1717)〕
② 銅器につける赤く鮮やかな鳶(とび)色。

出典:精選版 日本国語大辞典
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