●緑膿菌【りょくのうきん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
緑膿菌
りょくのうきん
Pseudomonas aeruginosa; blue pus bacillus
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デジタル大辞泉
りょくのう‐きん【緑×膿菌】
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世界大百科事典 第2版
りょくのうきん【緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
緑膿菌
りょくのうきん
[学] Pseudomonas aeruginosa (Schroeter) Migula
プセウドモナス(シュードモナス)科プセウドモナス属の細菌。名の由来は、本菌によって化膿(かのう)性疾患がおこった場合、緑色の膿汁が出ることによる。グラム陰性の桿菌(かんきん)で、大きさは0.5~1.0×1.5~5.0マイクロメートル(1マイクロメートルは100万分の1メートル)、一端に1本または数本の鞭毛(べんもう)を形成する。胞子は形成せず、好気性、オキシダーゼ陽性。培養の際は、普通寒天(一般細菌用培養基)37℃でよく発育する。緑膿菌は水溶性色素を生産するため、培地が着色する。色は青緑色、赤紫色、褐色、蛍光色などさまざまである。なかには色素を生産しないものもある。緑膿菌は自然界に広く存在する細菌であるが、病原性が弱いので、健康なヒトには原発性の感染をおこすことはない。しかし、一度本菌で感染がおきた場合は特効的治療剤が少ないため、重篤となることがある。
[曽根田正己]
『三橋進他編『緑膿菌感染症の基礎と臨床 感染症研究会「第3回富山シンポジウム」』(1993・ライフサイエンス・メディカ)』▽『斎藤厚・山口恵三編『緑膿菌の今日的意味――したたかな生命力とその病原性』(1996・医薬ジャーナル社)』
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精選版 日本国語大辞典
りょくのう‐きん【緑膿菌】
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