●練習【れんしゅう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
練習
れんしゅう
practice
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デジタル大辞泉
れん‐しゅう〔‐シフ〕【練習】
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世界大百科事典 第2版
れんしゅう【練習 practice】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
練習
れんしゅう
心理学的には、精神的または身体的作業の望ましい方向への変容(作業時間の短縮、質の向上など)を目的として、その作業を反復することと説明される。したがって練習には、作業を反復して行う側面と、その結果として作業が望ましい方向へ変容していく側面とがある。前者を「練習活動」、後者を「練習効果」という。また、練習者がその目的を意識して作業を反復練習する場合(たとえば、計算練習、野球の守備練習など)を「有意識練習」、目的を意識しない場合(たとえば毎日無意識に行う着替え、掃除など)を「無意識練習」という。
[中原忠男]
練習曲線
練習による作業の進歩、向上の過程は、横軸に練習期間、縦軸に練習効果をとった練習曲線で表される。
練習曲線は、練習の内容や方法によって、また練習効果として何をとるか(一定時間内の作業量、一定作業に要する時間、正答率など)で、いろいろな形のグラフとなる。(1)初発努力――練習の初期は先行学習の転移、興味、特別な動機づけなどで強い努力が示され、効果があがる。(2)プラトー――飽き、疲労などのために進歩、上達が一時停滞する現象。(3)終末努力――練習が終わりに近づいたことに気づくと一段の努力がなされ、効果があがる。(4)最終プラトー――練習は最後に、これ以上効果があがらないという極限に達する。しかし、動機づけを高めるとさらに進歩する場合がある。生理学的にこれ以上進歩しないとされる極限を生理的極限という。
練習は、ただ多くの量をこなせば効果があがるというものではない。効果的な練習を行うために、心理学者や教育学者がいろいろな原理や方法を研究している。一般には次のような点を考慮することがたいせつであろう。(1)練習の意義、必要性、練習への興味などを感じさせ、意欲的に取り組ませる。(2)適宜評価をし、欠点に気づかせたり、励ましたり、競争意識をもたせたり、成功感、達成感を体験させたりする。(3)易から難へと進む練習であること。(4)一つの作業をいくつかに分けて練習する(分習法)か、全体を何回も反復する(全習法)かを検討する。(5)休憩をどのように入れるかを検討する。
[中原忠男]
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精選版 日本国語大辞典
れん‐しゅう ‥シフ【練習】
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