●美川【みかわ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
美川
みかわ
石川県南部,白山市の北西部に位置し,手取川の河口一帯を占める旧町域。 1870年代初めに金沢県庁が金沢から移されたことがある。 1889年町制。 1954年蝶屋村,湊村と合体。 2005年松任市,鶴来町,河内村,吉野谷村,鳥越村,尾口村,白峰村と合体して白山市となった。名称は能美郡,石川郡の各1字をとった。河口の港は江戸時代には北前船も寄港し,1898年北陸本線が通じるまでは商港としてにぎわった。 1934年手取川の大洪水では大きな打撃を受けた。絹,合繊織物などの機業が盛んで,手取川の伏流水を利用して日本海沿いの砂丘地に染色,化学,鉄工などの工業が発展している。伝統的な特産品として,仏壇や刺繍が知られている。
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美川
みかわ
山口県東部,岩国市中西部の旧町域。錦川中流域にある。 1955年河山村と桑根村が合体して美川村となり,1959年町制施行。 2006年岩国市,由宇町,玖珂町,本郷村,周東町,錦町,美和町の1市5町1村と合体して岩国市となった。主産業は農林業。タングステンを産したが,1993年閉山した。南桑 (なぐわ) にカジカガエルの生息地,根笠川北岸に岩屋観音窟 (ともに国指定天然記念物) がある。
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美川
みかわ
愛媛県中南部,面河川,久万川流域地域。旧村名。高知県に接する。 1955年仕七川,弘形の2村と中津村の一部が合体して発足。 2004年8月久万町と面河,柳谷村の1町2村と合併し久万高原町となった。地域は四国山地の 1000m以上の山に囲まれる。米,茶,タバコを栽培し,ヒノキ,スギなどの「久万材」を産する。大川嶺 (1526m) の斜面に美川スキー場がある。史跡の上黒岩岩陰遺跡,四国八十八ヵ所第 45番札所の岩屋寺がある。境内の岩屋は名勝に指定され,四国カルスト県立自然公園の一部。中央部を国道 33号線が通り,松山と高知に通じる。
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