●美濃市【みの】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
美濃〔市〕
みの
岐阜県南部,長良川中流域,支流の板取川との合流地点に広がる市。1911年上有知町が名称変更して美濃町となった。1925年安曽野村を編入。1954年洲原村,下牧村,上牧村,中有知村,藍見村,大矢田村の 6村と合体して市制。江戸時代は長良川の河港,金森氏の城下町。牧谷や武儀谷に産する美濃紙の集散地として繁栄した。美濃紙のなかでも伝統的な手すき製法によるものは本美濃紙といわれ,国の重要無形文化財で,2014年には世界無形遺産に登録された。本美濃紙の保存伝承の一方,近年は美術和紙,コピー用紙,輸出用ナプキンや刃物を特産。弥勒寺跡,丸山古窯跡などの国指定史跡,鹿苑寺地蔵堂などの国指定重要文化財があるほか,洲原神社のブッポウソウ繁殖地,楓谷のヤマモミジ樹林はともに国の天然記念物に指定されている。市域の一部は奥長良川県立自然公園に属する。国道156号線,長良川鉄道が通る。東海北陸自動車道のインターチェンジがある。面積 117.01km2。人口 2万760(2015)。
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デジタル大辞泉
みの‐し【美濃市】
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