●群像【ぐんぞう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
群像
ぐんぞう
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デジタル大辞泉
ぐん‐ぞう〔‐ザウ〕【群像】
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ぐんぞう【群像】[書名]
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デジタル大辞泉プラス
群像
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世界大百科事典 第2版
ぐんぞう【群像】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
群像
ぐんぞう
月刊文芸雑誌。1946年(昭和21)10月創刊、講談社発行。第二次世界大戦直後の文学評論が盛んなときに、あえて小説重視の方針で出発した。まもなく評論が敬遠され始めると、時流に逆らい長編評論や文芸史研究の連載に力を注ぎ、本多秋五(しゅうご)『「白樺(しらかば)」派の文学』、伊藤整(せい)『日本文壇史』、中村光夫『二葉亭四迷伝(ふたばていしめいでん)』、広津和郎(かずお)『年月のあしおと』、尾崎一雄『あの日この日』などの作品を掲載した。小説では大岡昇平『武蔵野夫人(むさしのふじん)』、三島由紀夫『禁色(きんじき)』、武田泰淳(たいじゅん)『風媒花(ふうばいか)』、椎名麟三(しいなりんぞう)『邂逅(かいこう)』、野間宏(ひろし)『わが塔はそこに立つ』、安部公房(こうぼう)『他人の顔』、大江健三郎『万延(まんえん)元年のフットボール』など、第二次世界大戦後に登場した作家の力作掲載に熱心であった。
1950年代後半になって小説に娯楽性が求められるようになると、純文学擁護の姿勢を鮮明にした。それに伴い、思想性や話題性に乏しく批評家に不評であった「第三の新人」の文学に芸術性を認め、安岡章太郎『海辺(かいへん)の光景』、庄野潤三『静物』、吉行淳之介(じゅんのすけ)『闇のなかの祝祭』、小島信夫『抱擁家族』、阿川弘之『舷燈(げんとう)』など、その長編小説の発表舞台を積極的に提供した。戦前の作家に対しては、丹羽文雄(にわふみお)『哭壁(こくへき)』、井伏鱒二(いぶせますじ)『漂民宇三郎』、中野重治(しげはる)『むらぎも』などの長編掲載に意欲的であった。
長編小説は連載、詩は数編を掲載という従来の発表形式を破り、長編小説の一挙掲載、高見順の詩集『死の淵(ふち)より』を全編掲載し、『異邦人』論争、純文学論争などの論争を積極的に取り上げた。作品評は具体的批評を重んじ、3人の評者により粗筋の紹介から入る座談会形式の創作合評を行い、連載は今日も続けられている。1958年(昭和33)に設けた新人賞は、小説と評論の両部門を募集し、大庭みな子、李恢成(りかいせい)、林京子、村上龍、村上春樹、秋山駿(しゅん)、柄谷行人(からたにこうじん)など多くの作家・評論家を世に送りだした。
[大久保房男]
『大久保房男著『文士と文壇』(1970・講談社)』
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精選版 日本国語大辞典
ぐん‐ぞう ‥ザウ【群像】
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