●義【ぎ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
義
ぎ
dikaiosynē theou; justitia Dei
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デジタル大辞泉
ぎ【義】
2 道理。条理。
3 意味。意義。「読書百遍(ひゃっぺん)
4 教え。教義。
5 血縁上のものでない義理の関係。「
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ぎ【義】[漢字項目]
[学習漢字]5年
1 人のふみ行うべき正しい筋道。「義務・義理/恩義・信義・仁義・正義・大義・忠義・道義・徳義・不義」
2 私欲を捨て、公共のためにすること。「義塾・義倉・義捐金(ぎえんきん)」
3 意味。主旨。「意義・奥義・疑義・教義・原義・語義・広義・講義・字義・多義・定義・本義・名義」
4 血縁でなく約束でつながった関係。「義姉・義父・義兄弟」
5 実物のかわり。仮の。「義眼・義歯・義足」
[名のり]あき・いさ・しげ・たけ・ただし・ちか・つとむ・とも・のり・みち・よし・より
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世界大百科事典 第2版
ぎ【義 yì】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
義
ぎ
中国の思想界では絶えず利と対比される概念で、正義、人としてなすべきことの基準の意。『論語』里仁篇(りじんへん)の「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」のことばに代表されるように、儒家は利を排して義を選ぶ。孟子(孟軻(もうか))は極端に利を排し、ときには生命と義とを比較して、生命を捨てても義を選ぶと断言する。利に対して容認的態度をとる荀子(じゅんし)でも、義を優先させる点では同じである。
これに対して墨家(ぼくか)は「義とは利なり」と定義し、義とは人民の大利だと考える。これは、儒家は利を私利の意に、墨家は公利の意にとるためである。宋(そう)代の道学では義すなわち公、利すなわち私として両者を峻別(しゅんべつ)し、義を著しく重視するようになる。しかし南宋以後、利を重視する考え方も現れ、しだいに義と利をあわせ重視する考えが支配的になってくる。また義と利を政治の治乱と結び付けて、義を重視すれば治まり、利に走ると混乱に陥るという政治思想は、戦国時代の孟子以来、儒家的思想家に継承されている。
[澤田多喜男]
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精選版 日本国語大辞典
ぎ【義】
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