●羯【けつ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
羯
けつ
Jie; Chieh
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
けつ【×羯】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
けつ【羯】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
羯
けつ
中国、五胡(ごこ)十六国時代の五胡の一つ。319年に後趙(こうちょう)を建てた石勒(せきろく)は羯族出身である。彼らが「羯」とよばれたのは、2~3世紀に中国北部に南下した匈奴(きょうど)の19の構成種族の一つで、山西省中部山間部に入居したKhes(あるいはKit。石を意味するエニセイ語)を、「去勢した羊(ひつじ)」を意味する「羯」と音訳したため、とする説が有力である。後趙王室がその姓氏を石と称したのもKhesの意訳と思われる。彼らは隆鼻、深目、長鬚(ちょうしゅ)(長いあごひげ)という身体的特徴をもっていたことから、その民族系統を、匈奴に服属した中央アジアのイラン系民族とする説もある。後趙が滅亡すると羯族は分散してしまうが、南北朝から隋(ずい)・唐(とう)時代の文献には、匈奴や鮮卑さらには契丹(きったん)など華北に入居した異民族の蔑称(べっしょう)として「羯胡」「羯虜(けつりょ)」「戎羯(じゅうけつ)」などの語がしばしば使われている。
[佐藤智水]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
けつ【羯】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
旺文社世界史事典 三訂版
羯
けつ
出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「羯」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●羯の関連情報