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羽化【ウカ】

デジタル大辞泉

う‐か〔‐クワ〕【羽化】
[名](スル)
昆虫が、蛹(さなぎ)や幼虫から、成虫になること。→蛹化(ようか)
羽化登仙(うかとうせん)」に同じ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

うか【羽化 emergence】
さなぎ(完全変態昆虫)あるいは終齢若虫(不完全変態昆虫)のクチクラから成虫が脱出することを羽化という。一般に,蛹殻(ようかく)中の成虫はまず空気をのみ込んで体積を増し,腹部を収縮し体液を頭部・胸部へ送り込む。この圧力でさなぎの胸部背面が裂け,成虫は羽出し,その後体液を翅脈(しみやく)に送って羽を伸展する。羽化の様相は昆虫の生活環境,とくに蛹化場所により種々異なる。の中で蛹化する昆虫では,蛹殻から脱出したのち,繭から抜け出さねばならない。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

羽化
うか

昆虫類が成育して蛹(さなぎ)や幼虫から、成虫になることをいう。たとえば、カイコなどが繭の中で蛹になったのち脱皮してガ(成虫)になることや、トンボの幼虫(ヤゴ)が成虫になることである。羽化は前胸腺(ぜんきょうせん)ホルモンの影響でおこるが、無翅(むし)類(シミ類、トビムシ類など)を除いて羽化後は脱皮をしない。羽化するときは、空気を吸い込み、腹部を細めて体液を胸部に集め、外皮に圧力をかける。すると胸背部中央の外皮が縦に裂け、成虫はここから脱出するが、チョウ類やハエ類などではあらかじめ裂開線が蛹皮(ようひ)にある。脱皮直後の成虫は、体液の圧力ではねが急速に伸張し、色づいて体皮とともに硬化する。幼虫が繭をつくって蛹になるものでは、頭の突起や大あごで繭を破って脱出するもの(甲虫類の一部など)、液で繭を軟化させてそこから脱出するもの(カイコなど)がある。

[中根猛彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

う‐か ‥クヮ【羽化】
〘名〙
① 昆虫が、さなぎから出て、成虫になること。
※小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉一「蜻蛉は水蠆の羽化せる者なり」 〔捜神記〕
② 人のからだに羽が生えて仙人となること。羽化登仙。
※本朝文粋(1060頃)一三・勧学院仏名廻文〈慶滋保胤〉「一筵先達。得羽化於鳳掖之雲」 〔晉書‐許邁伝〕
③ (比喩的に) 事物に羽が生えて飛んでいくこと。
※五山堂詩話(1807‐16)一「余貧不書。偶有購得早已羽化去」
④ 羽林(うりん)(近衛府)の武官となること。
※海道記(1223頃)逆川より鎌倉「彼羽化を得て天闕(てんけつ)に遊びにし八座の莚、家門の塵を打払ひ」

出典:精選版 日本国語大辞典
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