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羽州街道【うしゅうかいどう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

羽州街道
うしゅうかいどう
秋田道とも称された。羽州街道奥州街道と福島の北桑折 (きたこおり) で分れ,小坂,金山2峠を越えて上山 (かみのやま) に出,そこから山形横手秋田大館,弘前を経て青森にいたる宿駅 58次の街道。佐竹氏,津軽氏ほか諸大名の江戸参勤の道として,また産業開発,領国支配の道路として整備された。裏通りに福島,上山間を通る米沢街道があり,米沢藩主の参勤交代における通路として栄えた。現在では福島-秋田間が国道 13号線,秋田-青森間は国道7号線となっている。

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デジタル大辞泉

うしゅう‐かいどう〔ウシウカイダウ〕【羽州街道】
江戸時代の街道の一。福島県伊達郡桑折(こおり)から小坂峠・新庄・大館(おおだて)を経て青森に至る、奥州街道脇(わき)街道

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世界大百科事典 第2版

うしゅうかいどう【羽州街道】
仙台・松前道の桑折(こおり)から分かれて,羽州地方を経て青森で再び同街道に合する近世脇往還。秋田道ともいう。おもな道筋は上山,山形,新庄,横手,秋田(久保田),弘前等である。宿数は58,または63ともいう。はじめは山形から笹谷街道を経て仙台・松前道に達したが,1622年(元和8)秋田藩主が上山経由の山中七ヶ宿街道を調査し,55年(明暦1)以降本筋となった。秋田~弘前間も62年(寛文2)をに,以前は大間越・鰺ヶ沢の日本海沿い(後の大間越街道)であったが,以後は大館・碇ヶ関山道に代わった。

出典:株式会社平凡社
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国指定史跡ガイド

うしゅうかいどう【羽州街道】

山形県上山市にある街道遺跡。指定名称は「羽州街道 楢下宿(ならげしゅく) 金山越(かなやまごえ)」。羽州街道は、江戸時代に整備された脇往還(五街道に次ぐ街道)の一つ。奥州街道(仙台道)から桑折(こおり)宿(福島県伊達郡桑折町)で分岐し、金山峠を越えて、出羽国(羽州、現在の山形県と秋田県)を縦断し油川宿(青森県青森市)で再び奥州街道(松前道)と合流する。羽州街道は、現在の国道113号・国道13号・国道7号などに相当する。楢下宿は市内の楢下にあり、青森、秋田、山形の諸大名13藩の参勤交代の宿場として、本陣脇本陣問屋、旅籠屋、茶店などを備えて賑わい、羽州街道の交通の要衝として栄えた。現在は、本陣「庄内屋」を復元するなど、宿場町面影を伝える歴史的な建物が保存され、点在している。1997年(平成9)に、「羽州街道楢下宿・金山越」として、市内金山の金山峠を越える道「金山越」とともに国の史跡に指定された。楢下宿へは、JR山形新幹線かみのやま温泉駅から山交バス「楢下新町」下車、徒歩すぐ。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

羽州街道
うしゅうかいどう

奥州道中の桑折(こおり)(福島県桑折町)から青森大浜に達する脇往還(わきおうかん)。秋田道ともいう。小坂峠を越えて山中七ヶ宿を抜け、金山峠から出羽(でわ)に入り上ノ山(かみのやま)、山形、天童(てんどう)、及位(のぞき)、横手、久保田(秋田)、大館(おおだて)、碇ヶ関(いかりがせき)、弘前(ひろさき)を経て大浜で奥州道中に合する。小坂宿より大浜まで58宿、峠と川越の連続で難所が多い。秋田藩佐竹氏が金山峠越の七ヶ宿通りを整備して以来参勤交代の重要交通路となり、秋田藩佐竹氏、弘前藩津軽氏をはじめ、黒石、亀田、本荘(ほんじょう)、新庄、鶴岡(つるおか)(庄内)、松山、長瀞(ながとろ)、天童、山形、上山の12藩が通行した。松前藩主が利用したこともあり、出羽三山の道者なども利用した。街道に沿って最上(もがみ)川が流れていたため、商人荷物や城米輸送は舟運にとられ、物資運送をめぐり舟運との間にしばしば争奪戦がみられた。

[山本光正]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

うしゅう‐かいどう ウシウカイダウ【羽州街道】
江戸時代、奥州街道の桑折(こおり)から分かれ、山形、秋田を経て青森に至る五十八次の脇街道。秋田街道。

出典:精選版 日本国語大辞典
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